2022年、最後に記事を1つ書きたいな、と思っていて、なんとか仕事がひといきついて、12月31日に書いています。
今年は今までのWEB業務人生のなかで最大の難関というか、事件というか(個人的に)ありまして。何かというと、Google AnalyticsにおけるUA(ユニバーサルアナリティクス)が2023年7月に廃止になって、GA4のみになること。これに関しては、過去に書いた記事を読んでいただきたく(あ、追記しないとな)。

今回、お伝えしたいのが、アクセス解析における流入経路。チャネルであったり、参照元/メディアであったり。
自社のサイトやページがどのくらい見られたのか、どのくらいお申し込みがあったのか、はすごく気にされているし、聞かれるのですが、流入については聞かれなかったり、指定されたレポートの調査項目になかったりします。(それとも、流入経路を調べられない、と思われているのかな・・・)

意外と気にされていない?

たまたまなのか、それともそういう傾向があるのかわかりませんが、僕の個人的な経験というか、身の回りではそういうことが多くて。
今まで幾つかの企業さんのWEBサイトの解析(GAで)をおこなってきました。リニューアルの際の一時的な解析だったり、日々の運用や保守メンテナンスなどだったりおこなってきましたが、いつも聞かれるのは、自社サイトへのアクセス数(ユーザー数)だったり、ページへのアクセス数、CV数だったりします。変わったところでは、トップページのバナークリック数やページ間の遷移数、貼ってある動画の再生回数、あとは広告のクリック数(これも流入と言えなくもないが・・・)でしょうか。
もちろん、そういったサイト内の数字は重要ですし、大事な数字なんですけど、そのユーザーがどこから来たのか、どのページに着地したのか、は気にならないのかな?なんて。

様々な流入経路があります

WEBサイトには様々な流入があります。
広告だったり、検索だったり、SNSだったり、メールだったり、他社のサイトのリンク経由だったり。さらに言うと、これらは「チャネル」と呼ばれる大まかな分類であり、細かく見ると、
・広告:検索広告、バナー(画像)広告などからの流入
・検索:自然検索を意味しますが、Google、Yahoo、Bingなどの検索エンジンからの流入
・SNS:SNSからの流入。※ちょっと厄介で、SNSのアプリからの流入は計測できなかったり、広告が混ざったり、注意が必要です。
・Referral:どこからか外部のサイトからのリンクでの流入
・Direct:ダイレクト流入。URLを直接記入したり、ブックマークからの流入だったり。
上記のように色々とあります。そのなかで、どこから流入したユーザーが滞在時間が長いのか、よくCVしてくれるのか。回遊していくつものページを見てくれているのか、などを調べて、より効率よく運用する必要があります。

広告にしてもどの広告からの流入が効率いいのか調べて、より効果の高い広告に予算を寄せたりして運用するのですが、それと感覚は同じで、検索エンジンからの流入はどんなユーザーなのか、SNSからの流入はどの投稿からの流入(どのサイト内コンテンツ、リンクからの流入か)、外部サイト流入はどのサイトからの流入か、などを調べて原因を探ったり、ユーザー傾向をさぐったり、サイトを運用していくうえでの指針になります。

思い込みはNG

最近はSNSの投稿を頑張っているから、きっとSNSからの流入が増えているだろう、と思われる方もいるかもしれませんが、そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
問い合わせが増えた=最近の施策が当たったとは限りません。別の要因があって、それによって結果が変わっていたりもありますので、そこはちゃんと調査したほうがいいでしょう。また広告などでもそうですが、流入が増えたからといっても喜ばしいわけではなく、流入したユーザーがすぐ離脱していた場合、それは「ユーザーが目的を達成できなかった」ことになりますので、数が大きければいいというわけではないです。

広告から流入があるから、自然検索からの流入は気にしない。検索対策なんてしなくていい、という意見も聞いたことありますが、広告をしない限り人が訪れないわけですから、広告を止めたり予算削ると途端に人の来訪がなくなってしまいます。リアルの店舗で言うと見つけにくい路地にあって、チラシまいたときだけお客さん来るけど、それ以外は誰も来ない店舗みたいな感じですね。

「きっとこうだろう」という思い込みは戦略を誤らせたり、予算投下や優先順位を間違える原因になりますので、「問い合わせ増えたな」とか「減ったな」とか思われた場合は流入経路からちゃんと調べられることをおすすめしますし、何なら、毎月、流入経路×着地先×ユーザー数×滞在時間×CV数を調べて各媒体の効率を調査されることをおすすめします。

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