2023年7月よりUA廃止のニュースが流れて1年、少しずつ調べながら設定をして、UAの計測結果と見比べながらやってきたわけですが、実運用をスタートして3ヶ月が経過しました。
レポートの書式や求められている数値のこともあり、基本はUA時での項目に沿った内容で計測が出来るように設定しています。

最初にレポート作成したときはリアルに24時間かかりましたw(それこそ、ガチの徹夜)
一つずつ、項目を確認しながら、UA時の数値と比較して、設定が合っているか確認して、別の設定してみて数字の変化があるのか、設定が間違っていたり・・・。

お陰様で操作やこうするとこうなるのか的なもの、ここの数値を知りたいんだけど、どこをどうすると欲しい数字が出る、というのはわかるようになってきました。まだまだ使いこなせている、というわけではないですが(そもそもUAのときも完全に使いこなしているわけではなかったけど。全項目フルに使わないし)。そして同時にUAの使い方や見方を忘れていく、という・・・w

全く別物ですよ、本当に。計測軸が違うというのは本当に感じます。なんだろう、感覚的で個人的な意見でもありますが、UAが全体把握、や傾向の把握に向いてるなら、GA4は個々のユーザーを追いかける、より深く追いかけるのに向いている、感じですかね。ま、それももっと使いこなしていたら、そんなことないのかもしれませんが。

今回は使ってみて厄介だった点と、未だに問題解決出来ない点(そもそもそういう仕様なのかもしれんが)を書いていきたいと思います。
(ちなみに、基本的には「探索」でカスタムレポートを作成して計測しています)

少ないアクセスだと数値が表示されない

これは本当にGA4を実運用する直前まで頭を悩ませていた問題。
「【備忘録】GA4の設定あれこれ」にも記載しましたが、ある程度のアクセスボリュームのあるページなら数値が表示されるのに、少ないページだと「しきい値」が適用されました、と表示が何も出ない。WEBサイトには様々なページがあるわけで、アクセスが多いページだけ報告しておけばいいわけではないです。少ないならどうすれば増えるのか、少ないなかにも多い少ないはありますし、どういった傾向がそのページあるかで、施策や優先順位が決まるわけで。

結果的にどうなったか、というと設定を変えることでしきい値は外れるようで、「デバイスモード」にすることで、事なきを得ました(レポートの精度は下がるかもしれないですけどね。でも特定のユーザーの動きを追うのが目的でない場合は、そこまで精度いるか?って話でもあり・・・。
参考:[GA4]レポートのデータが少ないと思ったら「しきい値」の確認を

 

作成出来るセグメント数は10個

UA時代はセグメントをつくっておけば、どのレポートにしてもセグメントを切り替えられた。今回のGA4においてUI的にそのようになってない感じだったけど、左側にツールバー的なところに幾つかの初期設定で作成されたセグメント設定があったので、そちらをたくさん作っておけば、他のレポートにも使えるな、と思って作成しだしたら、なんと10個までしか作れない・・・。最初の探索で作ったレポートに全セグメント設定入れて、あとは複製していけば簡単だとおもったのに・・・。結局、1探索ごとに、数種類のセグメントを都度作成していくことになり、レポートの書式における必要項目全ての探索を作るのに、何ヶ月もかかった(60種類以上作成)。

 

タブも10種類まで

1つの探索で作るレポートのタブは10個までなんです。UAのときもそんなにたくさんのタブはつくらなかったけど(UI的に絞り込みだけでいけたので)、抽出のための枠がUI的に使いづらく(左下のフィルタ)、タブで個別に抽出を設定してしまおうとしたところ、最大で10個までしか作れない・・・。クライアントのレポートに、横並びで見比べる種のページがあるので、タブでそれぞれのページを表示出来るようにしたら設定も複製でできるし、調べるのも早いかなーと思ったのですが・・・。10種類までなので、同じ探索を3つ4つ作ることに・・・。

 

500行までしか表示されない

UAのときは5000件まで1ページ内に表示されていました。どれだけ細かい数字や細かいパラメーターがついたページURLを拾うにも、こうやって一覧に出して、UAの機能じゃなくてCtrl+Fでブラウザ検索してしまえば、ぱっと見つかるし、すごく操作しやすかったのですが、上位500行(ソート次第で順番は変わりますが)しか表示が出ないので、一度に一覧で表示してそこから検索して探すってのが出来なくなりました。まあ、5000件表示のときはエラーで表示されくなるようなときもありましたが、一度に一覧で全ての結果が表示出来るってのは便利でしたけど、おそらくデータが重たいんでしょうね。500行まで表示されなくなっています(DLすればCSVに全件表示されます)。

 

DLされたCSVのエンコードがUTF-8

致し方ないのはありますが文字化けします。調べるとUAのときでも文字化けするような話はあったようですが、UAのときは文字化けしたことないんですよね・・・。
文字コード(エンコード)の違いでそうなるのですが、UAのときはCSVをダウンロードしても日本語はそのまま表示されていたので、そのまま貼ってクライアントのレポートに使用したりしていました。GA4になってからは、DLしたCSVをそのまま開いてもエクセル上では文字が化けてしまい、使えません。一回テキストエディタで開いて、SJISとかで保存してから使うようにしています。地味に手間です。

 

イベントの考え方とコンバージョン

GA4になって一番頭が上手く切り替えられなかったのがこれ。UAのときって、「イベント」って基本的にクリックイベントとか(電話タップもだけど)くらいしか認識してなかったんだけど、イベントのなかに、「page view」とか「click」とかのイベントを自動で取得しています。ってあって、ん?いや、設定してないのに、勝手に計測してるの?って。他にもあって、それらを「イベント」として計測してるんだけど、今までのUAだと「イベント」ってそこまで重要視してなかった(これは僕個人的なものかもしれないですが)ので、急にイベントの数を重要視して、そのなかで、必要なものをコンバージョンとしてみなすという設定をするのが、なんか合点がいかず・・・(すいません、上手く伝えられないですが、イベントっていう項目が上手く理解できない)。今はもう理解出来ましたけど、最初は全てコンバージョン設定してしまい(コンバージョンの中身を全て別で指標に並べてそれぞれを計測出来ると思ってた)実運用の2ヶ月前まで、CV数が万単位になるというとんでもない設定になってました・・・。

 

個別のコンバージョン設定を指標に出したい

今、頭を悩ませているのはこれ。僕がやり方を知らないだけかもしれないですが、初期設定のイベントにないものをコンバージョンとして設定しています。探索でそれぞれ色んなものをレポート化しているのですが、どの流入から、どこに着陸して、そこからどれくらいCVしたのか、というのは広告媒体選定やユーザーの動きを追う上で重要なレポートです。
UAのときには、20種類の目標設定が可能で、個別にCVページのURLを入れてそれぞれにCV名称を設定できました。そして、それがレポートの指標に出ていたので、カスタムレポートにおいてもコンバージョンの総合数とそのコンバージョンの内訳がわかったのですが、GA4になってその設定を行おうとしたら、「指標」に個別設定したCV名称が選択肢に出て来ない。
実行したいのは、ディメンションやセグメントを1列目において、指標にコンバージョンをおいて、コンバージョンの内訳をそこから更に並べる表がつくりたいのですが、それが出来ない。それこそ、UAのときのUIと同じです(UAのときって右端に必ずCVの項目がありましたもんね)。これ、ほんとなんとかしたい。

セグメントに個別のCVを設置して、個別CV軸でのレポートは作成出来るのですが、それだと、「このCVをした人が踏んだページやLP、流入元」って感じで項目が並んでしまうので集計が大変なんですよね。分かりづらいし。なんとかわかりやすいカタチにしたいなぁ・・・。「カスタム指標」とかで作れるのかなぁ・・・(言葉からすると、それっぽいんだけど、でも作れないんだよなぁ)。

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