クラッター(=clutter)には「乱雑・混乱・散乱したもの」といった意味があります。
なので「広告がクラッター化している」とか「広告クラッター」となると「広告で溢れている乱雑な状態」とか
もっと砕いて言えば「広告が多すぎてクドい、そしてウザイ」ってとこですかね。

えーエキサイトウェブアドタイムスでは

「広告が氾濫している状態を指す。広告混雑度の意味。
アメリカの調査会社などは、広告クラッターを測る調査をしたりしている。」

と書かれてます。最近はどのサイト見ても「バナー広告」があったり、「リンク広告」を見かけます。別にそれが悪いわけではありませんが、「これは何の為のサイトなの?」というぐらいに無節操に広告貼りまくって中身がない・・・というのはちょっと・・・(^^;)

テレビでも広告が多すぎると「うー・・・」ってな感じでまだ間に面白いCM挟んであればいいけど、似たような感じのモノだと「リモコンどこにある?」という状態になります。

といった具合にTVのスポット枠にたくさんCMが入りすぎたりWebサイトにバナーがたくさん入りすぎると「広告クラッター」と呼ばれ、否定的な意味になり、視聴者及びユーザーはちょっと倦厭してしまいます。

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0で有名な織田さんのブログで面白い記事がありました。

「パッケージにももちろんクラッターはあるが、その典型がマイクロソフトのアプローチで、逆にAppleは商品デザインからパッケージデザイン、サイトデザイン、店舗におけるまで、統一感があり、だから逆にクラッターの多いコミュニケーションスペースで有効であるということを、マイクロソフトパッケージチームは伝えたかったのだろう。プロダクトマネージャーはMBAではなくて、デザインを勉強しなければならないということかも。」Ad Innovator【今日の解説:マイクロソフト版iPodパッケージ開発パロディビデオ、マイクロソフト社内の仕業と認める】から

一応、僕もデザイナーの端っこにいる更に隅っこにいる人間です。
「余白があったら埋める」「白場がもったいない」といわれると「えー・・・」なんて思います。むか~し、まだDTPしかやってない頃に

「白場が多いからインクの量少ないんでしょ?それで印刷料金変わらないの?」

なんて言われてビックリしたことありましたが・・・(^^;)。

あまり詰め込んでも見る側がそれを受け入れなければ意味がないということですよね。
このブログもちょっと多いかも・・・。

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