中学2年生のときなので、14歳だからもう34年前かな。
あまり記録しておく話でもないですけど、思い出したら「あれ?結構ネタになる話かも」と思いまして。

社会人になってからの僕しか知らない方からすると意外でしょうが、実は「いじめられっ子」でした。めっちゃ意外だと思いますけど、上級生、同級生、下級生からはバカにされて、いつもからかわれてました。そんなイジメられているときのお話です。といってもライトなイジメですけどね。名前が睦(むつみ)だったため、「オムツ(襁褓ですね、いわゆる)」と名前を誂われ、怒って追っかけると逃げられるか、またその怒ってるのをさらに笑われるという小学校6年間でした。無視だったり、仲間はずれだったり、階段から突き落とされたり。。。このあたりは「記録しておきたい記憶vol.04_02」でも少し触れてます。

毎日がそういう状態ってわけでもないですが、「名前が変わってる」、「転校生だった」、「勉強も出来ないし、スポーツもそこまで得意じゃない」っていうのもあって、クラス内カーストでは低順位男子でして、小学校5年生のときには、クラスで仲間外れにされて、クラスの実力者から「仲間に入れてほしいなら土下座しろ」と言われ、校庭のど真ん中でそのボスのような子に土下座をしたこともあります。
そんな小学生時代だったのですが、6年生の後期では友人に恵まれて、そんな状態を脱することが出来ていました。

中学校にあがってからの変化

さて、中学校にあがってみて、まだ「オムツ」とバカにされることはあるものの、小学生のときに比べ格段にそういった名前などを理由に誂われることはなくなりました。
理由として、中学校は近隣の小学校3つから生徒が集まるのですが、3つのうち1つは通っていた小学校に隣町の小学校、あとは僕が転校する前にいた小学校の3つ。そのうち、転校前に通っていた小学校にはヤンキーっぽい気合入った連中に幼馴染がいたことや、僕の体格が急に大きくなったこともあって表立ってそういうことはされなくなりました。単純に背が高いとね、威圧感増しますからね。中学1年の入学時159cmでガリガリだったのが、部活やら空手で運動しまくって、成長期もあって、中2の夏には170cmを超えてました。それに空手でも成果を出したりしたこともあって自分に自信がついてきてた、そんな時期でした。

 

 

イジメは陰湿に

さて、そんな感じでガタイも良くなって、クラスでも一番背が高くなり、少し自信を持ち始めてた僕ですが、そんな僕を気に入らない連中はどうしてもいるわけでして。そりゃそうですよね。小学校時代はカーストでも下のほうで、自分より背が低くて、運動も全然できないモブキャラが目立ってるわけで。生意気に感じますよね。でも空手も強くなってきてるし、小学生みたいなノリでからかうような年齢でもない。そうなるとね、面と向かってバカにしたりイジメたりが出来ないので、陰湿なイジメに変わっていくんですよね。

 

 

カッコつけてやがる!

きっかけは、すっごく「くだらない」ことでした。
それは何かというと、教室の後ろの掲示板に貼られた「林間学校のクラス写真」の写り方。その写り方が気に入らない、という理由で僕をやり玉に上げる動きが出ました。

くっだらねぇなぁーって当時も思ってましたし、いくら中学生といえども、今でもくだらねぇ奴だったなぁって思ってます(まぁ、根性なしなのは後日わかりましたが)。教室の後ろに林間学校の写真が貼り出されたて少し経ったころに、GR(イニシャルじゃないけど、あだ名のイニシャルみたいな感じですかね。当時のクラスメイトがこれ読んだら誰かわかるかもw)とOKとKTが僕のほうを見ながら何かコソコソと話してる。

僕は「んー?なんだろう?なんかやったかな・・・俺?あまりいい感じではないなー・・・」って思ってました。GRもOKも小学校時代に一緒に遊んだことはあるものの、カーストでは上位だったし、KTに至っては昔からウマが合わないやつだし。嫌な感じはするものの、こちらから「なんか文句ある?」と聞くわけにもいかず。とりあえずは出来るだけ気にしないように振る舞うしかなく、その面子がいる場所には近づかないようにしていました。

 

 

はぁ?

そんな状態で1週間くらい?数日だったか覚えてないですが、その面子と共通の仲がいいNWが、何が気に入らないのかをGRたちに聞いて僕に教えてくれました。それを聞いて僕は驚愕しました。
「集合写真で少し顔を斜めにして写ってる。ムツ(当時の僕のあだ名)の奴、カッコつけて写真に写ってやがる。ムカつく。」という理由だったそうです。僕としては「はぁ???」です。

斜めに写ってるわけでもなくそんな意識もまったくしてません。もし、斜めに写ってるとしたら、それは僕の立ち位置の問題。クラスで一番背が高かった=一番端っこになります。カメラはセンターにあるので、カメラから一番遠いんですよ。センターにあるカメラと全体の左端にいる僕。それで少し斜めになっているか、顎引いてるからそう見えただけでしょ。というか、そんなもん、少しでも動いたらそう写ることもあるやん?言いがかりも大概にせぇよ、と思いました。

 

 

かっこつけてすいませんでした!って謝るの?

NWにそう言われて自分でも写真を確認したのですが、全然斜めに写ってない・・・。
意識して斜めに写るならもっと思い切ってどっちかに顔を振るだろうが。それにクラスの集合写真でどうカッコつけるねん・・・。坊主頭で体操服にジャージ。田舎の中学生やで?
イケメンの部類でもなんでもないし、どちらかと言うとクラス内カーストが元々低いので、全くモテなかったですし・・・。
そんな言いがかりをつけられて困ってしまったわけですが、NWが「むっちゃん、GRとOKに謝ったほうがいいよ」と理由のわからない改善策を提案してくる。謝る?俺が?なんで?悪いこともしてないし、迷惑もかけてないじゃん?謝る理由がないだろ。「かっこつけてすいませんでした」って言うの?バカじゃないの?wってとこです。

 

 

なぜ、そう言われるのか分析してみた・・・

「謝れ」と言われても困るし、カッコつけてるつもりもないし、カッコつけた記憶もない。
林間学校はとにかく楽しかった、それだけです。僕もこのまま放置しておけばいいものを、不要な一言を言い放って、大炎上しますw

昔から分析癖(ストレングスファインダーの結果にも「分析思考」とある)がありまして、このときも「なぜ、彼らがそう思ったのか?」を自分なりに分析してみました。
①「当の本人はカッコつけてるつもりは1mmもない。」
②「そして写真を実際に第三者が見てもらっても斜めに写ってない。」
③「ましてクラス内の女子からモテてるわけでもない」
④「女子の人気ランキングでは低いままである・・・。」
という分析結果が導き出されたわけだが、彼らはこの写真の俺を「かっこつけてる」と判断した・・・つまり、それはどういうことか・・・・・・・
「そうか!わかった!彼らは俺を『かっこいい』と認めたのだ!」という答えにたどり着きました。

 

 

真剣に考えて導き出した答えだったんだけど・・・

本人はかっこつけてるつもりはない。かっこつけてるのを「かっこつけてんじゃねーよ」と言われたなら、それは素直に認める気持ちはある。
でもかっこつけてないし、第三者視点でもそうは見えないし、かっこいいと思えない。それでも彼らが「カッコつけてる」と言ったということは、俺を「カッコいい」と彼らは思ってしまったんだろうし、俺を「カッコいい」と認めたってことなんだろう、とふざけてるわけじゃなく、真剣に分析して考えて、そう答え出しました(ほんとにふざけてるわけじゃなくガチで)。

 

 

さぁ、大炎上した

で、僕が勝手にそう思ってるだけならいいんですけど、NWのバカがですね、これをGRとOKに報告しちゃいましたw
ええ、奴らのハートに火がついたみたいです。もう、そこから一斉に僕の評判を下げる下げるw
流石にクラス全体での無視はなかったですが、GRやOKと仲がいい面子は無視、彼女がクラス内にいるKB(勉強出来るけど運動や喧嘩はからっきし、でも悪ぶってGRやOKとつるんでる嫌いなヤツ)なんかは彼女を使って、僕を「あいつは変態だ」と女子内に噂を広げる始末(何かの片付けをしている最中に教室の床に寝転がってたKBの彼女に向かって「何で寝てるの?w」と笑ったらそれを「寝転がっている私を見て息を荒くして興奮していた。アイツは変態だ!」って女子に広めてくれた。そもそもタイプじゃねーよ、テメーなんざ)。そんな感じで僕をどんどんと貶める輪は広がっていきました。

 

 

気にしてるほど暇人ではない

ただね、それが辛かったか、というと別にそんな辛くはなかったですね。嫌ではあったけど。
当時の我が家の家計は火の車で(記録しておきたい記憶vol.04_01と同時期)母親も忙しそう、家に帰ったら家事やって習い事に塾。部活は毎日先生に怒鳴られ怒られるような状態だったし、勉強もやらないといけないしっていうことで、そんなの気にしてる場合じゃなかった。それにクラスの全員が無視しているわけじゃないし、OK(イジメ集団とは別のOK)や、GRやOKとも仲がいいけど、幼稚園で一緒だったヤンキーのTDなんかは僕への態度変わらなかったですし。(TDはかっこいいですよ。外見もだけど、漢って感じなやつです。まじで。また会いたいな。TDどこにいるんだろ。)

それとは逆にNWもヤンキーだったんですけど、こいつは卑怯でしたねーwこっちにもいい顔しつつ、向こうにもいい顔して、俺の情報売ってたわけだしw社会勉強した気分でしたね。
「あー・・・漫画にいる卑怯キャラって実際にいるんだなー・・・」って。

続きはこちら→記録しておきたい記憶Vol.17_02

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