少し前から使われてはじめた「ICT」ですが、国際的にはむしろ「IT」よりも「ICT」の方が通りがいいそうです。
で、何か、といいますと「IT」が「information technology=情報技術」に対して「ICT」は「information and communication technology=情報通信技術」となります。
「コミュニケーション」というワードが入っています。総務省の「IT政策大綱」も2004年から「ICT政策大綱」に名称が変更されています。
ちょうど2004年というとアメリカではweb2.0という考え方が発表された年で、インターネットが一般開放された1995年からしてもうそろそろ10年だね、という一区切りの年になります。
「情報技術」に加えて「コミュニケーション」が入ったことによって「ネットワーク通信による情報・知識の共有」が謳われています。情報の共有化という点ではICTはITに比べても一層ユビキタス社会に合致した表現であるといえます。(weblio【ICT】参照)
web2.0の基本的な概念のひとつとして対話性・情報の共有といったものがあり(SBO・フォークソノミー・インタラクティブ等)、ツールとしてはブログやSNSなどが代表的なモノかと思います。これらは一部のネットユーザー間だけでなく、企業対ユーザーの対話といったものを生みだし、広く情報の開示や企業への透明性などを追求するカタチとなりました。
今のwebを語る上で「コミュニケーション」というキーワードは欠かせないものになってるかと思われます。 NTTさんのサイトでも「ITからICTへ」ということが謳われていました。
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