当たり前と思ってたことが実は結構「特殊」だったってことありますよね。
今日はそんな話でも。

前職時代のことなんですけどね、昼から打ち合わせで仲間と先方さんへ行く途中でまぁ「暑い→部活」と連想スライド式で話をしておりました。
同い年なんでね。部活で使った体操服は汗とかすごくて絶対かばん臭かったよな、とか。

まぁ、そんな話の中で、
「中学の時は体育は体操服だったけど部活は白ベースで1ポイントのTシャツならOKだったから」
え?そうなん?さすが都会の中学。僕らは体操服以外認められなかったので、
朝練で汗かいたら軽く水洗いしてから教室のベランダに干してまた夕方の練習に着てました。だから雨降ると干せなくて冷たくて臭い体操服を着て練習しなくちゃいけない。

そこからウチの地元の学校の話になりまして、やっぱり田舎ですからカルチャーショックだったようで、その話で盛り上がりました。どんな話だったかと言いますと・・・

中学校

まぁー古い学校でして、田舎で古い学校だからちょっと「軍隊」っぽいトコありました。よく覚えてませんけど確か月曜の朝は朝礼、まぁこれは良くある話で、他の日の朝は「黙想」がありました。

校内放送で「黙想」と言われ、全員黙想します。ちなみに仏教系の学校とかではなく普通の「市立(公立)」の中学校ですよ。

そして、ある日教頭だったか、生活指導の先生だったか忘れましたが、「すごくいい歌があります」ということで、その黙想の時間にあるアーティストの曲を流すようになりました(しかも結構期間長く)。それはこの曲。

岡村孝子「夢をあきらめないで 」

いや、まぁ、いい歌なんですけどね。
ただ、反抗期の時期だし、田舎でみんな古くから住んでる土着の人間ばっかですから、「ヤンキー(田舎のワルになりきれないヤンキー)」多いんですよね。

もちろんそんなの素直に聞いてられるワケないし、それに先生の「趣味」ですしね、それに毎日、毎朝・・・。そんな中学校です。

それとその中学には「格技体操(これって他の学校にもあったんだろうか?)」っていう体操がありまして、色んな格闘技のポーズを取り入れたオリジナル体操です。

中学に入学するとまずこの体操を覚えるのが「体育の授業」です。

またね、この体操がダサイんだ!!

そして、練習して体育祭で発表します。1年生全員一同に会して。マスゲームのようにね。あれは恥ずかしかった・・・。細かいものだともうちょっとあるし、思い出せるものもあるだろうけど強烈な印象が残ってるのはこの2つ。

高校

地元の高校に進学しました。
この高校が新設校でして、兄貴も同じ学校出てます(兄貴が6回生、僕が10回生)。Facebookにも何名か先輩みえます(しっかしまさかあの方が先輩だったとは・・・)www

僕らのときはそんなことなかったんですけど、兄貴たちの時代は「(学生服の)ズボンにポケットがあるとポケットに手を突っ込むようになり、それが不良への始まりである」という理由でズボンにポケットがなかったそうです。

そして、この高校は模範としている学校が先ほどの僕らが卒業した中学だそうで、高校生になって自由があると思ったらなんか相変わらずなノリ。

僕らの時代の教頭先生が、まぁ「軍隊」出身だったらしくて(空手教えてたそうで・・・)まぁ厳しい・堅い。

さらに生活指導先生チームのリーダーだったんですよね。
ある日朝礼で「近所の市民の方から通報がありました。生徒の中に不順異性交遊をしている生徒がいると・・・」という内容。

え?手をつないで帰っただけと聞いておりますが・・・。手をつないで帰った→通報? おいおい時代は平成だぜ?

たまたま、そういった考えを持たれている住民の方に見られてしまったんだろうな、と思いたい。だって結構彼氏・彼女いる奴らいたし(僕はいません。高校時代は結構暗黒時代)。

そしてこれは今でもよく話してるからものすごい強烈な話。
高校二年ときの文化祭でした(ちょうど今ぐらいの時期か)。

他の学校の文化祭に行ったことないんでよくわかんないんですけど、僕らの学校は文化祭に「テーマソング」ってのを決めるんですよね。

その文化祭のテーマに対して、そのテーマに合った「テーマソング」を決めるわけですが、まぁ田舎の高校生の考えることですから、テーマに合わせて熟考した、とかでなくノリや売れている歌とか好きな歌とかに結局なってしまうんですよね。

だからテーマとテーマソングにそんな深い意味はないんですよね

で、その高校二年のときのテーマソングはこの曲でした。

渡辺美里「My Revolution」

名曲っすよね。
ただ、この曲1986年の曲なんで、別に当時の新曲とかじゃなくて、再ヒットしてるタイミングでした。

この選曲は校内で評価が高く僕も流行りモンに手を出すような安易な選曲じゃなかったのと、いい曲なんで気に入ってました。でも数日後に、テーマソングは違う曲に変わりました。

何の曲に変わったのかは覚えてませんが、さきほどの「教頭先生」以下何名かの先生が反対したようで別の曲に差し替えられました。

その反対の理由は・・・

「Revolutionとは“革命”と言う意味だ。文化祭なのに“革命”とは穏やかではない」

というとんでもない理由。
えー・・・それ聞いて僕ら生徒は口をあんぐり(あれを「あんぐり」というんだな、というぐらいに開いた口がふさがらない)。
若い先生などは怒って僕らにもグチってました。

生徒が自主性を持って実行委員会作って文化祭を進めてきて、その実行委員会が生徒全員からの投票で決まった、いわば生徒みんなが決めたテーマソングをそんな大人が勝手に変えていいの?
それが教師のすることなの?と。

当時まだ子供だった僕らにはそんな「大人の世界」の事情はわかんなかったんですけど、「大人というのは都合が悪いと権力を行使する」ということを学びました。

この話をすると結構みんな「作り話」とか「ネタ」とか言いますけど「実話」です(渡辺美里さんや小室哲哉さんはこの話を聞いたらどう思うんだろうな・・・)。

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