先日、こんな話をしました。
「SEOの一環ですし、やっておいたほうがいいですよ?」と。
なにかというと、単にGoogleマイビジネスの提案です。全く何も設定していないのと、不動産系で水木休みで土日営業なのに、Googleマイビジネス上では水木営業で土日休みになってましたからね。
それはそれでマズイし、やっておいて損はないでしょ、と。

すると、こんな回答がありました。
「最近は広告やってるし、SEOは気にしてない」と。
この回答にすごく違和感を覚えました。

あれ?
世間の認識ってSEOと広告って並列に並んでるんですか?
以前にも、お客さんに言われた言葉を思い出しました。
「CPC広告やるからSEOは必要ない」と。

あれあれ?
SEOってそういうものじゃないですよ?
検索エンジンの検索アルゴリズム(いわゆるルールや仕組み)に沿って、WEBサイトに色々と施策をすることで、それはタイトルの付け方や、見出しタグの内容や構造、サーチコンソールの設定などなど、Googleが検索エンジンに正しく表示させるためにはこれをやっておいたほうがいいですよ(検索エンジン対策って言葉も誤解させる理由かなぁー。検索エンジン最適化が正しい訳です)ーというものです。それと広告が並列?なんか、胡散臭いSEO屋のおかげで本来のSEOがおかしく伝わっている気がします。

SEO or 広告?って並列なの?そこって

広告やっていればSEOはしなくていい? 答えはNOです。
ただし、SEOの度合いというか、どこまで気にするのか?ってのはありますけどね。
最低限やるべきSEOを仕掛けたうえで、それでもアクセスが見込めないのであれば広告に手を出す、僕はこのように考えています。
若しくは、期間の短いランディングページ(例えば1ヶ月間しか期間がない、とか)などは検索エンジンのクローラーが回ってくるころにはLP公開の期間が終わってしまう可能性もあるため、広告も仕掛けます。そういったときはそのLPのSEOを特に気にしないことはありますよ?(画像ばっか貼り付けたLPとか、ね)

LPはそれでもいい、けどサイトは?

WEBサイトは基本的には、恒常的というか恒久的というか、特設サイトとかでない限りはずーっと置いてあるページの集合体です。
表現としては、常駐型という表現を僕個人としては使っています。
この、常駐型のページの集合体がWEBサイトなわけですが、その各ページには通常、SEOは既に仕掛けられています。普通は特に指示をしなくてもWEB制作会社はある程度のこと(さっき書いた内容です)ぐらいはやってきます(やってこない会社はSEO知らないか、よほどセコいか・・・ですかね)。そう、SEOを先ず施策をして、そこからWEB広告を仕掛けるかどうかを判断する、ということだと思うんですよね。基本SEOは無料です。自然検索からの流入です。でもWEB広告は有料です(SEO業者に頼んだり、SEOを制作会社に細かく施策するのであればSEOも有料ですが)。僕はSEO→WEB広告(SEM)という考えでして、広告やる前に出来るSEOは設定するし、試してみます。

広告で来なかった問い合わせが自然検索で入ってきた

また、こんなこともありました。
土地の資料請求を募るLPを作成しました。なにせ高額ですしね、期限は売れるまでです。だったらSEOを意識したLPにして自然検索からの流入も考えたほうがいい、と進言しました。広告は仕掛けたいなら仕掛けたらいいんじゃないですか?ぐらいで。案の定、というか予想通りというか、広告からは問い合わせはなく、しばらく置いておいて、自然検索からの流入を待つしかないだろうな、と。そうしたら広告期間が終了して、一旦LPを下げて欲しい、と言われたので大反対しました。折角、URLがインデックスされてこれから検索にかかってくるであろう頃に隠すとか有り得ない、と残すように説得したら、上手いことに自然検索からの資料請求が入ってきました。たまたまですけどね。それでも1ヶ月間広告運用して1件も取れなかった資料請求が自然検索で入ってきたわけです。

広告の効果は落ちてきた?

以前に比べれば落ちてきてます。オウンドメディアなんてものが出てきた、広まった理由のひとつとして、広告手法が限界というか以前に比べて効果が落ちてきているから、というのもあります。だからお役立ち記事書いてるブログが増えたり、コンテンツSEOなんて言葉が出てきているわけです。もちろんSEOの仕組みも変わってますけどね。CPC広告やっていればSEOなんて必要ないって言ってた方は「この本に書いてある!」と豪語されていたのと、その会社の副社長(かなり若かったので、経営者の身内の方ですかね)だったので、それ以上は何も言わないでおこうって思いましたけどね。その本もいつの本なの?って思ったし。

広告を仕掛けるにしても

落ちてきている、とはいえ、出せるのであれば出稿したほうがいいですよ、もちろん。やり方しだいでは伸びますし、それこそキチンとした運用会社に頼めば戦略的に運用はしてくれます。
やるべきSEOを仕掛け、予算に余裕があればWEB広告を仕掛ける。WEB広告には「品質スコア」というものが存在しており、着地先のページや広告の内容に整合性やわかりやすさ、関連性が必要であり、その品質スコアは広告のランキングに影響してきます。広告ランキングに影響しているということは、広告の押されやすさや広告予算にも関わってきます(要は品質スコアが高いほうが、結果、安く運用出来るし、広告ランクも上がりやすい)。その品質スコアを上げるためにもそのページに基本的なSEOの施策をする必要はあります。つまり、基本的な検索エンジンへの最適化をおこなったうえで広告を仕掛けてくださいねって話なんです。だから、SEOor
広告か、じゃなくて、どっちもやっておいてくださいね。ただし、予算には上限もあるだろうから、広告無理ならSEOはやっておこうね、って話です。

その広告クリックはユーザー?

割りかしよくある話ですけど、競合他社の会社のサイトを見ようと思った場合、社名で調べたり、関連ワードで検索したりしますが、その際にその競合他社が仕掛けている広告が出てきます。クリック課金ですからその競合の広告予算を消費させるためにわざと広告リンクをクリックしたりします(ドヤ顔で「競合の広告をクリックして消費させてるんですよー!」っていうドヤ顔をされたことあるけど)。全体のクリックのほんの数%もないでしょうけどね(と思いたい)。あれってクリックされたら、それだけクリック数も増えるし、広告予算は消費されるけど、掲載率とか、広告ランクはどうなるんだろうか?クリックされやすい広告と認識されたのであれば掲載率や広告ランクあがって、よりいい広告という認識になるんじゃないだろうか。ってなると却って押さないほうがいいんじゃないかなって思うけど。今度聞いてみよ。

ちなみに、個人的に言うと、デザインが嫌いなバナーが表示されると、僕はクリックじゃなくて、非表示にします。

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