エリアマーケティングにおける、メッシュについてです。

メッシュと聞くと網掛け?(=薄く全体に載せる?)とみたいなイメージを持っていましたが、英単語における「mesh」は「網目」のことらしく、エリアマーケ的には「mesh(メッシュ)」とは「地域を正方形に区切った区画単位」であり、メッシュデータとは「そのデータ」を指すもよう。


メッシュデータとは・・・
統計に利用するために、緯度・経度に基づいて地域をほぼ同じ大きさの網の目(メッシュ)に分けたものです。第1次メッシュから第3次メッシュまであり、さらに細分化した分割地域メッシュもあります。

経線および緯線に基づいて設定された国の標準メッシュ体系があり、昭和48年に行政管理庁(現総務省)が告示し、昭和51年にJISコードとして制定されています。

なるほど。
「国の標準メッシュ体系」なんてものがあるんですね。しかもJISコード制定されてる、と。

そこで、「国の標準メッシュ体系」で検索してみたところ、
地域メッシュ統計の特質・沿革(PDF:641KB) – 総務省統計局
なんてものが出てきましたね。うわぁー細けぇ・・・。

メッシュのサイズも規定で決まっているようで、
メッシュの各辺の長さ
・第1次メッシュ:約80km
・第2次メッシュ:約10km
・第3次メッシュ:約1km
・2分の1地域メッシュ:約500m
・4分の1地域メッシュ:約250m
・8分の1地域メッシュ:約125m
とのこと。

メッシュの長所として、
・山間部など町丁目の面積が大きい場所でも細かく分析可能
・ほぼ単一面積のため、地域比較が容易
・人口総数などで色を塗った際に比較的綺麗に見える

逆に短所として
・ほぼ単一面積で統一されているため、駅の立地(西口、東口など)、河川、道路などの地形的要素を考慮し難い
・販促活動への展開が難しい
・統計データを「集計」する以外の使い道が難しい。1つ1つのメッシュで見ても、現場に行った担当者がその場で使い難い。

まぁ、なんでもそうだけど、一辺倒じゃなくて、なんて言うんだっけ・・・一概でもなくて・・・一緒くた?違うな。一律?あーいい表現が出てこない。

細かい設定というか、ファジーというか、この場合、区画でドンって出すデータだから、そこに色々と条件や設定が入らないわけじゃないですか。だから似たような地域(例えば、こっちで言ったら、駅周辺なんだけど、金山と名駅周辺とか?)での駅から1km比較検討は参考になるかもしれないけど(それでも上記にあるように、東口、西口で変わってくるだろうけど)田舎の駅周辺と都市の駅周辺1kmでは違うだろうし、駅周辺と山周辺ではそれこそ比較にならないだろうしってことですかね。

データを集計したり、集積したりしても、それを読み解く力がなければなんにも意味がないんですけどね。

参照:メッシュデータ/エリアマーケティング・商圏分析・GIS用語集/マップマーケティング株式会社

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