まずこちらを読んでみてください。↓

『営業とマーケティングの違いは、一般的に次のように説明されます。
マーケティングは「売れる仕組みをつくる」ことであり、営業は「売る」ことである、と。
その意味で、「売れる仕組み」を使って、実際に「売る」=営業機能を担当する営業マンは、マーケティングにおいても非常に重要な役割を果たします。

また、「売る」という機能以外にも、実際に顧客接点をもつ営業マンは、顧客の生の声に触れられるという点で、他のマーケティング・リサーチ以上の効果を発揮することができます。
マーケティングの視点で考えるなら、営業マンを単に「売る=数字を上げる」ためだけに活用するのではなく、「顧客を管理=維持する」ために活用する必要が今後ますます増えてくるでしょう。』株式会社 ミツエーリンクス【営業マン】より

ということが書かれています。営業をやりだしてから今まで自分がどんなことをやってきたかな?ってふと自分の行動を振り返ってみました。

僕はこの「営業」「マーケティング」という2つの立場をやってきましたが、元はDTPのデザイナーです。いろんなことあって営業もやってました。当初はwebの知識なんて全くなく、それこそ「ITってインターネットの略ですか?」というぐらいのレベルでした。

前職のNETAXISは立ち上げ当初は全員が「印刷・製版」出身ということもあり、「印刷・DTP」の営業を行ってました。「一応、ホームページも作れますけど・・・」歯切れの悪い言い方で(^_^;)

メインというか「僕」が知ってるのは「印刷・DTP」の知識だけだったからWEBの話が出来なかったんですよね。お客さんの前でもあまりWEB系の話を出さないので、立ち上げ当初におつき合いさせてもらってたお客さんからすると今でも「印刷・DTPの会社」と思われてるかもしれません。

制作現場からいきなりの営業で顧客がいたわけではなかったので当然全て新規開拓となるわけです。
印刷とかDTPとかって基本的に「受注」なんですよね。
何か「商品」を作ってるわけではないので「技術」という目に見えないもの、わかりにくいものを売ることになります(何か商品があればいいのに・・・という話ではないです。「商品」があると今度は「在庫」というリスクがありますから、それはそれで大変かと思います。)

飛び込みやら売り込みをかけて「御社にお願いしたい」なんてことはあまりなく、殆どは「見積もり」の値段次第です。

そこから競合他社とのアイミツで安かったら仕事が来る、という状況でした。
値段を下げる、これが一番確実に受注できる方法かと思いますがそのうち気付きます「自分で自分の首絞めてるだけやん」ってことに。

「何か特色・オリジナリティーを!!」そこから「売る」モノを探します。
他社の商品持って売り廻るのは利幅が狭いし、自分達で何か「商材」を作ったら・・・ということも頭かすめましたけどそれは危険だな、と。

で、行き着いたのは「企画」でした。
たまたま大手のスーパーに飛び込みをかけた時に「古くからのつき合いがあるから」と断られたので「では何か新しい販促企画をたてて、それが通った場合に、それに付随する仕事(当時は印刷やDTPですけどね)をいただけますか」とその場の勢いで言ってしまったんですが、そこから企画を持っていけば断られにくいうえに、アポイントを取る際の理由にもなるな、と。

上記のミツエーリンクスさんの記事に書かれている「売れる仕組み」とはちょっと意味が違う「売れる仕組み(販促企画)」を色んな企業に提案しました。

中には全く通用しなかったり、既に全く同じ企画が動いてたり、採用されたり色々ありましたが、

「そのクライアントが喜ぶ(売り上げが上がる、顧客が増える)企画は?」と考え、色々調べていくウチに「マーケティング」の分野も勉強しないとまともな「企画書」も作れないことに気づき、それこそ「WEB」を分かってないと企画内容が作れないということにも気づき、「営業で走ってるから、お客さんと会わなきゃいけないから勉強してるヒマないよ」と自分で自分に言い訳をしていたことを自分で認め、WEBの勉強もはじめました。

他の3人にかなり遅れをとりました・・・。(それからしばらくしてこのブログ書き出したわけですが。当時は、もう1年早く勉強すれば良かったと反省してました。)

自分でも「まさかマーケティングもやるなんて・・・」ってな感じなんですが「営業」をしているとリアルなお客さんの声も聞けますし、簡単なモノであればそのまますぐにデザインも起こせる、また第三者としてその場で「マーケティング」的なお話も伝えられます。

お客さんに役立つように、お客さんから出た情報をわかりやすく正確に制作の人間に、ということを心がけ(まだ完全には出来てませんけどね)てきたわけですが、お客・仲間含め「育てられた」という感覚ですね。まだまだ成長していきますけどね。全然レベルは低いと感じてます。

そしてエラそうな意見かもしれませんが、僕が最近思うのは、結構大手の企業さんとか付き合ってたりとかされてるにも関わらず、自分のクライアント(顧客)のことを知らないという営業さんが多い、ということ。

「もったいないなぁ?」なんて思います。
折角大手とのつき合いがあるのにクライアントのWEBサイトを見てなかったり見ててもTOPページぐらいで深く「どんな企業なのか?」ということを調べずにいたりします。
もっとクライアントのことをわかってれば色んな展開が出来たり、もっと早く提案が出来たのでは?と感じます。「顧客を管理=維持する」大切ですよね、ホント。

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