よく、サーバー屋さんやASPサービスを展開している企業さんからのSEOサービスの営業電話をもらいます。
前職時代は制作会社だったからか、そういった営業電話をもらうことはなかったのですが、今は業界が違うためか月に1~2回はそういった連絡をいただきます。

今回はそんな業者さんとSEOサービスについてのお話。

どこから書こうかな。ツッコミたいところから書くか。

■コピペ営業電話
「弊社の○○サービスの○○分野のモデルケースとして御社のショップをご紹介させていただきたい」

といった内容で電話をいただきますが、毎回同じ切り口で来られるとねぇ。
それが、同じ支店や営業所からならまだわかるけど、東京や大阪の支店、営業所から同じ切り口でみ~んな切り出してくる。

それを聞いた瞬間に興ざめする。
営業電話なんてそんなもんかもしれないけどね。

■やたらとPVと検索順位を強調
「こちらのサービスを導入していただけると、大勢の方が~、検索結果の表示が~」

PVも検索結果も大事だよ、たしかにね。分母が大きくなければ分子も増えないから。
営業だからこれは言わないといけないんだろうけどね。だから、これは電話をかけられた側の企業の担当者が知っておくべきかな。

自社の商品が一般的(文房具とか、誰でも使うようなもの)なものか、そうでないのか
では全然違うし、来訪者が多くても成約率が低かったら意味がない(コンバージョンってなんですか?って言われたときは話す気失せたわ)。無料で導入できるサービスだったら、一先ずやっておけばいいけど、そうでないのなら(これが結構高額なんだわ)、まずはWEBサイトのリニューアルや現行のSEOの設定を変えるほうが有効。

それに検索もパーソナライズやローカライズされてたりするから、検索結果における絶対とか必ずとか、「~までに」なんて期限を簡単に言っちゃう営業はダメ。

■営業かけてる相手の業種や商品をわかってない(というか調べてない)
「御社の製品を弊社のショッピングモールに掲載するだけで~」

これはSEO屋ではないんだけどね。
似たような感じでアクセス数とかを強調してくるもんだからついでに。

エンドユーザー向けのブランドネームを持ってる大型店舗さんのECサイトなら、そりゃ当然対象はエンドユーザーさんでしょ。そこにね、業者向けや工事が必要な商材を載せてもね、トラブルが増えるだけ(買ったはいいけどプロに頼まなきゃいけないのか、とかね)。WEBの視認性は紙媒体に比べて60%程度まで落ちる。まして一般向けと業者向けの商品の違いがわかりづらいのであれば尚更よ。

そして今は流通してないガジェットの予備バッテリーを見て、「この商材は売れますよ」なんて言ってる時点でよく読んでないよね?視認性やっぱ低いやん。それに調べてないよね。片っ端に電話かけりゃいいってもんじゃない。

費用対効果が悪すぎて出品出来へん。

■勉強足りてないよ?
WEBやIT業界の営業に多い(と思われている)「客をコバカにする営業」。
本人はそう思ってないかもしれないけどね。でもそう捉えられてしまいガチ(これは客側にも劣等感が働いている場合もあるけれど)なんだよね。

横文字や専門語をつい使ってしまう(わざと使ってるヤツは論外)からってのが結構理由としては大きいかもしれない。
伝わらなかったら意味ないよ?わかりやすい言葉に置き換えて説明しないと。

それと、勉強不足だな、と思うのは、少し反論や突っ込まれたぐらいでもうしどろもどろ。マニュアル読んだだけでは通用しないって(こっちも少し意地悪してどんどん突っ込んだ質問や意見して楽しんでる部分もあるけれどwww)。

持論だけど、SEOをキチンとやれてるところはそうそうない。
大手のしっかりしてるところはさすがにやってるけれど、中小なんて結構いい加減(作った制作会社が悪いんだけどね)。だからある程度の知識があって、しっかり設定して作りこめば他がやってないからっていう理由で検索結果は向上する。

それでダメなら初めてそこで広告出稿とかを考えればいいし、キャンペーン時に短期でやればいい(新商品の発表時とかね)。SEOサービスとか僕的にはSEM(検索エンジンマーケティング)の部類だから、それは先ず自社のSEOをしっかりやっていることが前提であって、SEMに手をだすのはそのあとだと思っています。

結構な金額取られるんだから、SEMやって上手くいかない、費用対効果が低いと思うのであれば先ずSEOを見なおして、サイトの設計見なおして、からだと思ってます。

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