「ウェブマスター」なんて書かれると「WEBについてめちゃくちゃ詳しい人」なんて思われるかもしれませんが(そうでもないですか?)、「WEBサイトの管理者」のことをいいます。

担当者ともいえますが、担当者と管理者が別の場合は「管理者」がWEBマスターになります。その管理者向けのサイト管理ツールとしてGoogleでは「WEBマスターツール」なんかありますよね。

職務内容はサイトの管理、構築、更新など、複数の人間がいる場合はそれらを統括、また制作会社などの打ち合わせの際の担当者やサイトに関しての問い合わせなど対外的な窓口となる場合もあります。

ただ具体的に「これ」というのが各社バラバラで、置かれている環境によってその仕事量は変わってきますし、その人自身の知識量や経験量によっても大いに変わってきます(リテラシー次第)。

今までの経験上からですが、小さい企業さんですとそこの社長さんであったり、その社長の息子さん。またはその企業内で「WEBに対して造詣が深い人」であったり、興味を強く持っている人などが多く見受けられます。
あとは、そうですね「販促部」であったり、「マーケティング部」、「総務」、「システム部」なんかかな。

ただ、そういう方が社内にいなかった場合、結構押し付けで「アイツにやらせよう」的な発想で決まってしまう場合もあります。そうなると管理者の方は大変です。

何が大変て、インターネットはたまに使ってるけど、WEBに関することなんて全くわかんないし、制作会社の説明は「横文字・アルファベット3文字ばかり」でわからない(制作サイドの自分としては気をつけなければいけない部分でもあります)、普段の自分の仕事もあるから勉強もロクにしてる時間もない、かといって知らないと話が進まないときもあるし、制作会社からの意向や意見を上司に伝えることもできない、進展しない、上司から「どうなってるんだ?」と怒られる。ロクなことないです。サイト作ったあとも何をしていいかわからない。

上司からは「サイトの調子はどうだ?」と聞かれても「調子と言われても・・・」となってしまう。

そうなると「君は一体何をやってるんだね?」と言われかねない、査定にも響くかもしれません(ECだったら売上という数字がでるのでわかりやすいでしょうけど)。

□WEBマスターさんがやっておいた方がいいと思われるもの(制作前)

競合他社のサイトを(いくつか)見てみる
まず、競合他社のサイトを見てみましょう。「パクりましょう」というわけではないです。普段、何気なく見ているサイトも意識が違うと見え方が変わってきます。競合がどういった情報を、どのように見せているか、どういったデザインなのか、どのような機能を持たせているか、などじっくり見てみましょう。

別に「レポート」をまとめろ、というわけではありません。
細かい、専門的なレポートは出来なくて当然。それよりもサイト内ページ隅々まで「どういったページがあって、どういった情報/コンテンツ」があるかを見てください。新規でないリニューアルの場合は競合と自社2つのサイトを見比べてみるのもいいかと思います。

また「競合がわからない」という方は自社と似たような事業を行っている企業さんのサイトを見てみましょう(あ、別に競合1社だけでなくてもいいですよ。何社でもいいので見てみましょう)。孫子も「敵を知り、己を知らば、百戦して危うからず」と言っています(当然、自社のことをわかっていなければダメですけどね)。

わからないことは流さずに聞く
打ち合わせや企画書など制作会社から出てくるものには「専門用語」「業界用語」、「業界常識」などが必ずあります。
使ってる本人たちもそれが「専門用語」「業界用語」、「業界常識」と気づいてない場合も(ただ、元々PC用語であったり外来語であるが多いため、日本語に置き換えた際に語弊を招く可能性もあるため、敢えて使ってる場合もあります)。それをそのままにしておくのは危険です。

制作サイドも「わかってる」と思って作業を進めてしまうので、共通認識/意識を持つためにもわからないことは突っ込んで聞いてください。自分でネットなり本で調べてみるとより一層理解力は高まります。

アクセス解析を見てみる
これはリニューアルの場合、もしくは既にサイトが一つ以上ある場合ですが、自社のサイトにどのぐらいのアクセス数があって、どういったユーザーが来てて、どういったワードで自社のサイトに来たのか、というのを見てみましょう。

これも専門的な分析ではなくて大丈夫です。「見方がわからないから見てない」ではなく、「わからなくてもいいから全て見てみる」こと。見ていれば「何かしら」は見えてきますし、わかってきます。

□制作後・アクセス解析を行う
アクセス解析をやってみましょう。
これも専門的な分析等は出来なくとも解析を行うことをオススメします。まず、先ほど書いたように上司から「サイトの調子はどうだ?」と聞かれた際にレポートの提出は簡単になります。

そして上がっていれば自分の功績、下がっていれば原因究明するだけです。原因の究明は制作会社やコンサルティング会社などに協力を依頼すれば大丈夫です(ひとまずサイト制作を依頼した企業に聞いてみるといいと思います)。

サイトリニューアルの際はそのアクセス解析を分析することも行いますので、いい資料になります。そして(企業が自社の)WEBマスターの評価をする際の判断材料ともなるので設置しておいたほうがいいでしょう。

ひとまず4つ。WEBマスターがやっておいた方がいいかな?というのを並べてみました。細かく言いだすとキリがないのと、パッと思いついたので。また「これもかな?」というのがあれば書き足していきます。

追記:他サイトでオススメな記事(20090622)

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