バブル期の話を聞いてると今では「マジで!!」なんていう話があったりします。
一度でいいから味わってみたかった・・・などと思いつつ、業界にもあった「バブル」を書いていこうかと思います。
「ドットコムバブル」「ITバブル」「インターネットバブル」などと呼ばれてます。

1990年代後半に米国市場を中心に起ったIT・インターネット関連の新興企業をめぐる(実需投資や株式投資の異常な高騰、情報・通信産業の急激な発展と、それに過大な期待を寄せた投資家の過剰投資など)経済的熱狂状態のことを言います。当時僕らは19歳ぐらいで学生やってましたが行ってた学校でパソコンやってたんでそういった情報は色々入ってきてました。

95年辺りでインターネットというのが一般に開放されて急激に広まります。
そんなインターネットを使って新たな事業を興そうというベンチャー企業群が多々現れました。この辺は日本でも同じことが起きてましたよね。

「ベンチャー企業への出資」や「補助金」、ベンチャー企業を興す若者向けに施設とかも建設されたりとか。とにかく「ベンチャー」という言葉を良く聞いた年でした。

こういった企業がドメインの末尾(●●●.jpとかの.jpの部分です)に商用を表す「.com」を使ったことから「ドットコム企業」やら「ドットコムバブル」なんて名前がつきました(日本はe-?とかi-?が多かったですね)。ちなみに「commercial=コマーシャル」の略で「.com」です。なので「.jp」は日本ですし、「co.jp」は日本の企業(コーポレート)ですね。

そんな感じで熱狂時代が続いたわけですが、あまりに大きい期待感やIT・インターネット関連であるというだけで(中身のない)企業が莫大な額の資金を調達したりという背景から1999年をピークに関連株価は業績とは無関係に高騰。

そして多くのネット株長者を生み出したわけですがそんな中でも「勝ち組」と「負け組」がはっきり分かれはじめ、見込みの無い企業はバタバタと倒産、2000年春になってドットコムバブルがはじけ、株価は大暴落。これが「ドットコムバブル」です。
IT用語辞典e-words【ドットコムバブル】weblio【ドットコムバブル】参照

で、この言葉を知ったのがアル・ライズ氏著「インターネット・ブランディング11の法則」という本です。

この本は「ブランディング」について書かれてるわけですが、その中で「一般名称.com」企業が多い、と。それで「ブランディング」が出来るのか?と書かれてます。

例えば「車屋だったらcars.com」だったり「靴屋だったらshoes.com」だと。
インターネットが登場して日が浅く、サイト数も少ない、webサイトの名称もわからない時代ならそれでもいいかもしれないが、そうでないだろう?と。

実際そういった一般名称.comよりその分野での代表的なサイトがちゃんとある、と(例えばbooks.comではなくamazon.comのように)。

英語だし、ネットの中の話だからピンと来ないかもしれませんが感覚的に言うと「(リアル世界で)本屋を始めました。店舗名は『書店』です」ってな感じです。

それでは競合他社との差別化も図れないし、消費者のマインドを占めることは難しいよ、ってことですよね。(でも実際に『書店』なんていう本屋あったらインパクトは強いですけど(^_^;))

「その本どこで買ったの?」
「え、『書店』だよ」
「それはわかったから、どこの書店だよ?」
「いや、だから『書店』なんだってば!!」

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