「ステルスマーケティング」を英語で書きますと綴りは「Stealth Marketing」になります。で、これを直訳してみました。「Stealth Marketing=こっそりマーケティング」
まぁ、そんなことはさておき、「ステルスマーケティング」というのは「消費者に“目的が宣伝”と気付かれないように宣伝行為を行う」というものです。いわゆる“サクラ”や“やらせ”といったものですね。

主にネット世界で行われる「サクラ」や「やらせ」に関して「ステルスマーケティング」という名で使われることが多いんではないでしょうか?リアル世界ではこういったことは古くからあったと思います。
「記事広告」なんかも「ステルスマーケティング」とは言われてますが・・・。

記事広告一般に新聞・雑誌などにおいて通常の記事とよく似た体裁で載せられる広告のこと。ペイドパブリシティ(paid publicity)とも呼ばれる。

よく提灯記事と混同されやすいが、提灯記事があくまで「(少なくとも表向きには)記事を執筆する記者の自発的な意思によって、記事の対象となる相手を持ち上げるもの(作家・作者の意志で持ち上げる)」に対し、記事広告は「記事の対象となる相手が広告料などを負担して掲載してもらうもの(金払って記事書いてもらって宣伝する)」。

純広告ではなく記事の体裁をとることで、消費者の警戒心を取り去り注目を集めやすい。また純広告よりも費用を抑えることができると言われているが、記事広告を引き受ける条件として純広告の契約や主催企画への協賛を求められる場合も少なくないので、一概には判断できない。Wikipedia【記事広告】

で、この記事広告が悪いというわけではありません(例:タイアップ)。あきらかに「ウソ」はダメですが。

『ステルスマーケティング』に関しては「悪用する」という意味合いが強く、特にブログのようなCGM系サイトを利用して「やらせ」を行うことを言います(例としては企業が第三者を装い、商品や企業に対して好意的な記事を書いたりする)

何年か前にアメリカのスーパーの「ウォルマート」がこれをやってしまい「炎上」しました。

これは「fake-blog(偽・ウソのブログ)」で「flog(フログ)」なんて言われたりもします。

因みに「炎上」というのはブログやSNSといったものに批判的なコメントが殺到する状況を比喩した言葉です。言い得て妙な比喩だな、と。

個人の受け取り方によってどこに分類されるかは違ってくるかと思います。
そして、仕掛ける側のモラル(倫理観)によっても変わってくると思います。

僕としてはあきらかに「やらせ」「ウソ」な記事や情報操作といったものは「ステルスマーケティング」に入ります。

例えばブログで自分が使ってない商品を自分が使ったかのように記事を書くといったことは×ですね。「事実ではない」ことを伝えるのは・・・(^_^;)

その情報(商品・企業・サービス)にクチコミする価値があれば言わなくてもクチコミしちゃいます(しないで、って言ってもいつの間にか広がってたり・・・)。
(テレビでの「演出」ってのも微妙ですよね。そのまま伝えてもドラマ性がないから・・・とか。確かにドラマティックな方が盛り上がるけどさ・・・。)

5~6年前ですかね、お客さんから「宣伝広告(紙媒体)をやっても大して効果がなくなってきた」と相談を受けて「今はマスコミよりクチコミですもんね?」なんて答えてました。

当時は今ほどブログも影響力持ってなかったし、こういったカタチでweb上にクチコミが展開されるとは少しは思ったけど予想をはるかに超えました。

結局「企業対企業」で「記事広告」を行ってたことが「個人メディア」である「ブログ」や「SNS」といったものを使って「バイラル」起こした方が信憑性やスピード性があるぞってとこに気付いたんですよね。

元々のクチコミのメリットは・友人や知人からの情報だから信憑性がある・早い・お金がかからないというこの3点ですよね。

これにメリットを持たせて意図的に広める。そこで問われるのが仕掛ける側のモラルだったりクチコミするユーザーのモラルです。

要は「どう使うか?」ということが大切で、この部分を悪意をもって行うと『ステルスマーケティング』になり、善意をもって行うと『タイアップ』になる。メディアを取り扱う上では忘れてはいけないことですね(補足:善意、というか「これは広告です」とうたうかううたわないかですよね)。

あ、因みにステルスマーケティングの例えやネタがブログに集中しちゃってますが別にステルスマーケティング=ブログでのやらせというわけではないですのであしからず(検索で「ステルスマーケティング」かけてもらうとめっちゃ大量に記事あります)。

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