先日、仕事の関係で東京行きまして、空き時間があったのでなんか東京で受けられるセミナーとか勉強会ないかなーと思って探してたところ、「業績不振の原因究明!販売データと「Qlik Sense」によるデータ分析セミナー」という名前のセミナーがあったので受講してきました。どうやら、「Qlik Sense」というBIツールを使ったセミナーのようです。

BIツール?なんか聞いたことがあるけど、なんだっけ?って感じもあったので、それは事前に調べていきました。

BIツールとは・・・
BIとは、Business Intelligenceの略語となります。BIでは会計システム、販売管理システムなど日々の活動で蓄積される膨大なデータを分析・加工してくれます。これらのデータは経営者が下す意思決定の重要な要素になります。そんなBIの役割を整理すれば次の2つになるでしょう。

  • 複数のシステムにそれぞれ存在するデータの統合
  • 目的に合わせた情報取得の実現

参照:【図解】BIツールとは | 比較おすすめ19選 | 機能・導入ポイント [ボクシルマガジン]

ほうほう・・・。
膨大なデータの分析・加工とな。なるほど。面白そうだ。そして「Qlik Sense」も簡単にどんなツールか調べてみました。無料版もあるようだし、先ずは自分で試してみて、自社のは無料で有料のはクライアントに提案でもいいし、クライアントのデータをこちらで分析・加工するのもアリだな、と。

販売データとありますが、僕としてはサイトのアクセス解析データ(Google Analytics)なんかも「販売に関わるデータ」という認識です。WEB屋ですからね。だから分析と加工が出来るなら、素材次第でマーケティングにも使えるんじゃないの?って感じです。データの出処がアナリティクスだけだったら、そりゃアナリティクスでやったほうが早いかもしれませんが、アナリティクスもかけ合わせ(セカンダリディメンションやカスタムレポート)が出来ない、設定がめんどくさいのもあるので、こっちのほうが簡単で早いなら、BIツールでも問題はありません。

BIツール Qlik Senseを使ってみた

話しがなかなか本題に入れずすいません。
で、そのQlik Senseをインストールして、このブログのアナリティクスから解析データをエクセルでDLして、Qlick Senseに入れてみました。


詳細な設定はサポートなどに問い合わせていただければいいか、と。面倒とかではなく、まだ僕もちゃんと使いこなせてないので、説明が出来ないです。



↑データを読み込ませて連携させます。今回読み込ませたデータは全部アナリティクスのデータです。
エクセル形式で書き出して、あまり関係ない列などは削っています。



↑データをセットして、新しいシートを作成し、そこに表の種類と項目や軸を設定していきます。
このあたりの作業はドラッグ&ドロップで出来るのでかなり操作は簡単です(操作は簡単だけど、その作業をやった結果や意味をわかってないと、全く意味がないものが出来るので、そもそもの何を調べたいのか、が理解できないとうまく使えない)。



↑使えるグラフや表の種類が並んでいます。
これをシート上に持ってくると表の枠が生成されますので、項目をセットします。



↑項目も設定します。ここの設定が結構あやふやなんですよね。当初のデータの読み込ませ方があかんかったのかなぁ。
僕としてはクエリを引っ張りたかったんだけどなー。



↑シートに合計6種類のグラフを作成してみました。

グラフの種類は

左上から

  • ユーザー数×市区町村
  • 日付×市区町村
  • コンバージョン×日付
  • 市区町村×新規ユーザー数
  • コンバージョン率×市区町村
  • 新規ユーザー×日付

そして、グラフは単なる画像ではなく、グラフの項目を選択すると、フィルタがかかって、その項目だけを表示して再描画されます。


例えば、1月19日だけの数値をひろうとこんな感じ。

ちょっとまだ上手く使いこなせず、本当はクエリ×日付やクエリ×市区町村が出してみたかったんですけど、上手くいかず。
これが出せると、その地域ごとにされてる検索ワードが見えたりするのかなーって。ローカライゼーションされているので、最近はそういったことも気にしてみても面白いかもと思ったんですけど上手くいかなかったです。とりあえず、僕もサポートにメールしてみました。客先にも提案してみたいので、これから使い方を覚えて色々と検証してみたい。そしてアナリティクス以外のデータも入れて掛け合わせて何かを発見したいですね。SNSのインサイトのデータとかもアリかもしれない。あとはー・・・WEBとリアルの連動だと、電話とかも計測出来る?(そもそも電話をカウントしてないとダメですけどね)。

データは現場には届いてる、けど、その活かし方がわからない!!

結構多いと思いますけど、データはあるけど、データの取得で満足してしまっている企業が多い。
アナリティクス、販売データなど、データを集めるだけ集めて、そのデータから何を読み取って、どう施策するかが重要で、データである数字は施策のための判断材料ですよね?今まで色んな会社に所属してきましたけど、数字は集められるけど、分析が出来ない、データを集めるけど、そのデータを持て余すところが多い。WEBの場合ですと、アナリティクスの数字はわかってもリアルの顧客や結果に結びつかないことも多いです。

また、クライアントに依っては、複数の連携していないシステムやデータベースの運用でせっかくそれぞれのデータはあっても、それが活かせないことも多々あります。
顧客データベースに近いものが3つもあったり、Google AnalyticsとCRMのデータ連携など、そういった複数のシステムから抽出されたデータをかけ合わせていくことで新たな発見や、作業効率の改善など、「仕事のための仕事(早い話しがお偉方に渡す会議資料の作成ですね。ホントこれが増えて作業時間を圧迫してる)」を減らすことも出来ますし、人力でエクセル編集して関数入れてるとまぁー何かのきっかけで壊したり、、シミュレーションシートなのに、それぞれのシミュレーションなのに、各シミュレーションごとにタブに別名保存していくなんて「なんだかなぁ」なんていう結果にもならないんじゃないか、と。

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