僕の好きな漫画に「ROOKIES」があります(別に野球をやっていたわけではないですが)。
この作品の中で川藤先生がこんな一言を言っています。

「道を切り拓くのは自信と勇気だ」と。

少し前に「あぁなるほど」と思うことがありました。

「何か新しく始めるときにどうしてもつきまとうのは不安と恐怖だ」という一言を20代のとき、初めて「営業」というものをやり始めたときに教えられました。ふと、その一言を思い出したんですよ。そして「符合するな」と。

「新しく道を切り拓く=新しく物事を始める」です。

その時、人間はどうしても今までの自分の経験則から物事を判断します。新しく1歩を踏み出す時、そこには必ず「不安」と「恐怖」が生まれます。

「今までにやったことがない」「上手くいくのか?」といった不安、そして「失敗したら」「周りの目」などの恐怖。そんな「不安」や「恐怖」を持ったまま(持つというより、その感情に負けたままかな)では何事もうまくいきません。

逆に、切り拓く(成功するというより前に進む)、切り拓き続けるには「自信」と「勇気」だと。ものの見事に4つの言葉が「符合」したんですよね。
こういった一言を例えば同じ人から聞いたのであれば、それほど驚くことはないんですが、違う人、媒体などを経ると途端に「真理なんだな」と痛感します。

日本人特有なのかな?
新しく何かを始めるときに「うまくいかなかったときのこと」を最優先に考えてしまうのは(人類共通なんでしょうか?)

今までにやったことないことですから当然といえば当然です(あ、ちなみに感情的に失敗を恐れての「うまくいかなかったらどうしよう」とリスク管理としての「うまくいかなかったらどうしよう」は僕の中では違います)。

失敗をしたくないのはわかります。
僕もどちらかといえば周りの評価や視線を気にするタイプですし、失敗は怖いし、かっこわるいと思っている。
そしてスマートにスムーズに仕上げたい、なんてムシのいい考えを持っています。

でも、失敗を恐れて「チャレンジ」をせずに無難に無難に、とか自分が傷つかずに済む方法ばかりを模索してるといたずらに時間が経過するし、やっぱり結果も出てきませんよね。

そんな時ってどんどん自分が「腐る」んですよ。
そしてうまくいってる人間を妬んでしまう。
うまくいかない理由は自分でもわかってる、でもそれを認めたくないし、そんな弱い自分を周りに見せたくない。

以前このサイトをリニューアルする前に一度記事として書いたのですが、

「キミは何故、そんなスマートにやろうとするんだ?
今までにやったことがないことなんだからいきなり上手くいくことなんてありえないだろう。泥にまみれて這いつくばってでもいいから前に進みなよ。泥にまみれても全然かっこわるくない。」

と言われ、そこから少しずつ考えを改めました。

よくよく考えてみれば部活にしたって空手にしたって最初から上手かったわけでもないし、強かったわけでもない。

地道に練習して、怒られて、出来るようになってっただけなんですよね。
年食うにつれて変なプライドが生まれただけで。

それに、試合前に「負けたらどうしよう」なんて考えません。
勝つことしか考えないじゃないですか。

次の大会で勝つためにはどうするか、という戦略を立て、練習をする。
対戦校が決まればそのチームを研究して、自分たちの長所が相手チームの弱点を狙えるような戦略、そこまで考え抜くじゃないですか。一緒なんですよね。

勝つための思考を立て、勝つための行動をする。

そこまでやってダメだったら?

そりゃ仕方ないですよ。単なる実力不足ですもん。さらに磨くだけですよね。

それと、「失敗」ってなんでしょうね?
何かその「失敗」という言葉の印象というか、イメージに振り回されてるだけのような気もするんですよね。

世の中取り返しのつく失敗と取り返しのつかない失敗あるでしょうけど。
僕のなかで「新しく始めたこと」に対しての「失敗」は「途中であきらめること」です。投げ出すっていうのかな。

だから長い目で見た場合、遠い先の目標に向かって歩いていて、その途中途中にあるような失敗は「小石にけっつまずいた」とか「転んだ」程度であって、それを失敗とは言えないんじゃないかな、なんて。

それに有名な財界人なんかでも失敗してる人は大勢いるようですし、ビジネス系の本を読んでると「失敗する人は成功する人だ」なんて言葉や「失敗と成功はコインの表と裏だ」なんて言葉を多々見かけます。
あ、「失敗は成功の母」って言葉の方が有名か。

何か話が「自信と勇気」「不安と恐怖」からずれてしまいましたね。
目標に向かって自信と勇気を持って前に進み、失敗してもあきらめることなくチャレンジを続けていけば道は拓けるということですよね。

追記:こんな記事ありました。タイトルを読むと「ホントそうですよね」と頷きたくなります→失敗を恐れ、労を嫌って、何を得ようというの?

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