これ書こうかどうか迷いましたが、もう19年も前のはなしだし、書くネタもないから書いてしまうか。
当時、もうすぐ高校に入学する、という春休み。
16歳になる年の春休みの出来事です(そういや水疱瘡の1年後かwww)

冒頭の部分より少し遡り、まだ卒業前のこと(細かくは忘れた)。
その頃は普通に受験生やってまして、ご多分にもれず塾に通ってました。日程は毎週、火曜と金曜の20時~22時。その塾のなかでは一番時間帯の遅いクラス(というか一日2時間という日程)。

通っていた塾は個人指導系の塾で、与えられた問題を解きながら、わからないことがあれば先生を呼んで聞く、というスタイルのものでした。

20時だと20人ぐらいいるんだけど、22時になるころには10人ぐらいいるかいないか、っていう感じ。個人指導だし、それだけいると当然アルバイトの先生も雇っているわけで・・・。そのアルバイトの先生がおっさんのときもあれば女子大生のときもあるし、主婦のときもあるって感じだった。

そんななか、ある程度シフトが決まっていったのか、ある程度「今日はあの先生がいるな」というのがわかるようになってきた。火曜は女子大生、金曜は年齢わかんないけど、背の低い女性の古株の先生だった。

そうなると、まぁ段々と仲良くなってくるわけで・・・。
僕が仲良くなった(というか、完全に狙って話しかけてたんだけど)のは火曜日の女子大生。先生なんて呼ばずに「Y姉(ねぇ)」なんて呼んでた。

年齢は5つ上で可愛らしい人でね。家も近所で自転車通勤。スレてないし、化粧もあまりしてない、それほど年上にも感じさせない(単に俺らが生意気だった)、ショートヘアの活発な感じもさせる女性でした。そして顔もタイプだったwww

最初はなんとも思ってなかったんだけどね。仲良くなって色々話したりして、塾終わって帰るときも(最終の時間のため)一緒に帰ったりもした。毎回じゃないけど。一緒に帰れたりしたときは嬉しくてね。

ガキなのに相手の家の前までちゃんと送って、そこで少し話してから帰った(休日の特別講習で昼の時間に出て、帰りに大雪で二人で自転車押しながら帰ったのはすごく印象に残ってる)。

でも受験生だからね、勉強はしっかりやってましたよ。そして完全に落ちてましたね(入試ではなく)。ただ、ガキの好きとかじゃなくて「憧れ」なのかな、今思うと。相手にされないのなんてわかってたからね。だって俺、頭丸坊主の中学生。

で、年も明けいよいよ入試が始まるあたりだったかな。「Y姉」に思い切って言ってみた。

「Y姉さぁ、俺が高校に合格できたらお祝いで寿司奢るか(Y姉の実家は寿司屋だったのだ)、デートしてくれへん?」

ものすごい勇気がいったけど、いかにも平気そうな顔して言ってみた。するとY姉は

「えー!!うーん・・・寿司はちょっとなぁ。んじゃ、デートしよっか!!」

多分、普通に「やったぁ」と喜んでるつもりなんだけど思いっきりガッツポーズして満面の笑みだったと思う。わかりやすい。

賭け、だったんですよね。高校に受かるかどうかの賭けではなく、寿司かデートかのwwwなんでかっていうと高校はそれほど頭いい高校ではなく僕の成績なら普通に合格できるレベルの地元の公立高校が僕の志望校だった。だからY姉に提案した時点でお祝いはしてもらうつもりだった。

賭けたのは寿司かデートか。さすがに中坊とデートはしてくれんやろな~と思ってた(丸坊主やし)反面、親がやってる店(カウンター式)にね、中学生連れていくのも経済的にキツイやろ、と思ったもんで。また当時からデカイしよく食うから、僕。

そして、恋愛対象なってなくても、嫌われてるとかそんなんではないだろう、とは思ってたから。なんとなくデートできるんちゃうかなーって。確信犯です。作戦は大成功。

塾には同級生とかもいるもんで、からかわれたりするのが嫌だったのと、塾側にバレるとめんどくさいことになるかもとはガキながらに思ったもんでY姉に「誰にも言わないでよ」と口止めをして受験を迎えた。

記録しておきたい記憶Vol.10_02

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