やる理由とやらない理由は同じということを以前聞いて、なるほどなぁなんて感心した覚えがあります。
要はその理由からどっちへ向かうかなんですよね。発想の行先というか。
例えば
- 「めんどくさい」 → → → から、やる
- 「めんどくさい」 → → → から、やらない。
みたいな。
この話を聞いて、そういえば・・・と思いだしたのが中学時代だったかな?
仲のいい、友人というか地元で近所のツレ(悪友ってやつです。よく電気GROOVEネタで盛り上がってたなぁ)がいまして、確か卒業式だったか、なんかの式の片づけを体育館でやってたんですよ。
1学年だけで椅子の片付けとマットの回収をやってたんですが、もうそれがめんどくさいんですよね。
ガクラン汚れるし、確か冬だったんで寒いし。
で、真面目な生徒は一生懸命やってるんですが、大体はめんどくさそうにダラダラとやってます。
僕もその一員でしたね。
そんななかでその悪友がメチャクチャ真面目に一生懸命に率先して片付けやってるんですよ。
ちなみに彼はその当時はそんな真面目でもないし、どっちかてーと一緒にイタズラしてたし、先生からかったりしてました(彼と僕のキャラはよく似てまして違いは下ネタを言う僕と言わない彼の違いくらい)。
そんな彼がなぜ、こんなめんどくさい作業を率先してやってたのか気になって聞いてみました。
その答えは
「めんどくさいから」
でした。理解できなかったですね。
僕も片付けをやらないのは「めんどくさいから」です。
何かすごい不思議な感覚だったので鮮烈に覚えてるんですけど、そのままつっこんで聞きました。
「おーめんどくさいんやろ?じゃあ、なんでやってるんだよ?」と。
彼はこう答えました「めんどくさいから早く終わらせたいんだよ。どうせやらなきゃいけないんだからとっとと終わらせて遊びたいじゃん」と。
そん時は「ふ~ん」と言いながらも「周りはやってないのに、何で俺らだけやらなきゃいけないんだよ」と近くで見てました。
今思うと何でそんなこともわからなかったんだろ?って感じですね。
そうなんですよ。
「どうせやらなきゃいけない」んですよ。
だったら早いとこ終わらせた方が時間が有効に使えますよね。
今なら全くもってその通り、おっしゃる通りですって感じです。
彼はそのことを知ってたんですよね。
その一件があってから改めて理解するまで10年ぐらいかかってますね。
スポンサーリンク