僕の職業はディレクターです。
もうちょっと詳しく言うと、WEBディレクターです。

ディレクターというのはかなり曖昧な言葉です。
ディレクション業務をする人間がディレクターとなるわけですが、その業務内容は多岐に亘っている、というか業界や業種、企業規模によって変わってくると思います。

では、ディレクションとはなんでしょうか。
翻訳ツールですと、directionは「方向」という意味になります。

ディレクションとは – はてなキーワード

  • 方向性を確認する打ち合わせ全般。(日本的な用法)
  • ディレクターとされる人による仕事行為。
  • 方角。方向

ディレクションとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書
英語の綴りは「direction」。方角、方向、指示、指揮、命令、といった意味。カタカナ語としては、「ディレクター(director)」というカタカナ語の意味合いから類比的に意味を押し広げて、「製作指導」「進行管理」といった意味などでも使われる。

「ディレクションとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書」で読むと、元々の意味からかなり広義な使われ方をしているようですね。故に曖昧なのかな。

では、ディレクターはどうでしょうか。
ディレクター – Wikipedia
ディレクター または ダイレクタ(英: director)とは、監督全般を指す言葉

とあります。

これらの説明をしたうえで、僕が思う(WEB)ディレクターというのを記載していきたいと思います。そして一回では終わらないと思うので、何回かに分けて記載していこうかな、と。

定義・概要

意味

  • 監督全般を指す言葉
  • 制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。

役割

  • 現場とクライアントの橋渡し
    • 翻訳といっても差し支えないレベル
    • 専門用語はわかりやすい言葉や事象は例えに置き換える
    • クライアント側の言葉は自分の言葉に置き換えて「こういうことでしょうか?」と確認をとる
    • 両者(現場とクライアント)に対して説明責任がある
    • 両者(現場とクライアント)に対して理解度が足らず説明が上手くいかない場合は再度聞く。これは別に恥ずかしいことではない。
    • 言葉での説明や文章での説明は限界もある。
    • 空中戦だけでなく、地上戦に落としこむ。紙に書くイメージを作る
    • これらが出来ないと出来上がってくるものが意図していたものと違う
    • 上記ができてないと無駄な作業が増えて納期に遅れる
  • 現場の意思や言葉の意味をクライアントへ正確に伝える
  • クライアントの意思や言葉を正確に現場へ伝える
  • 品質管理
  • 進捗管理

必要なスキル

浅く広く

技術系DTP系フォトショ、イラレ、インデもあれば越したことはないいただいた案件に対してどんな作業が必要なのかがわからない
何が出来て何が出来ないのかが判別つかず、丸投げになりやすい
品質管理が難しくなる
制作物のイメージがつかない
メンバーの配置や振り方を間違える
工数管理が出来ず、適正価格が算出出来ない
制作物のイメージがつかない
WEB系コーディング、DBの構想、JavaScript、PHP、サーバー知識など多ければ多いほど
撮影系カメラマンへの指示、簡単な撮影技術(画角など)、予備の撮影(抑えとして)
営業系ヒアリング能力クライアントからしっかりと聞き出すクライアントの意図が伝わらない
クライアントは「制作物を伝える」プロではない
伝えたくても伝わらずもどかしい想いをしてるのは両者ともに
だから自分の言葉に置き換えての確認だったり、イメージでの確認であったり、議事録が必要
クライアントはこちらを想いを受け取るプロとして見ている
空中戦を地上戦に
参考となる資料(WEB・紙媒体)の用意
オフィス系特にエクセルクライアントの多くはエクセルを使って原稿送ってきたり、作業を行ってることが多い
スケジュールや見積書などはエクセルで作るパターンが多い
ワード契約書の作成や書類作成も伴うため
パワポプレゼン資料作成
ただ、最近は減少傾向にはあるらしい
語彙力言葉をしっかりと使う説明するためには言葉を色々と知ってないと説明出来ない、正確に伝えられない説得ではなく、納得をこころがける
説得では両者に遺恨が残る場合もある
こちらの想いも伝える必要があり、そこには多少のアピールや演技が必要
コピーライティング制作物のチェックにおいてライティング能力は必要
説明文や簡単なコピーを求められることも
コスト感覚見積
工数と代価のバランス
マーケティング系Google Analyticsなどアクセス解析ツール詳しくはわからないまでもその指標が何を指しているかリニューアルの際の施策の指標になる保守費やアフターサポートとして
設定方法
情報・分析・統計統計情報が掲載されているサイトは幾つか把握しておく提案書に記載するうえでの判断材料にもなる
2:8の法則など、仮説を立てるうえである程度の法則や事例など把握しておく
時流の把握
マネジメント系スキルの把握メンバーのスキルを把握していないと見積エラーや進行管理に多大な影響を及ぼす
工数管理やメンバーの配置
品質の管理
その他自分の経験や体験打ち合わせの場で迷っているクライアントの判断材料にも

注意事項
それぞれが絡み合ってるので、ひとつダメだと他の項目にも影響することがある。

社会人としてのマナーやルール

  • デザイン系だから、と客先に向かうときもラフな格好ではダメ。
  • スーツとまでは言わないが、ジャケットくらいは着ていったほうがいい。
  • 名刺の切り方、身だしなみに気をつける
  • 寧ろデザイン系である以上はダサい格好ではダメ

僕は客先は必ずスーツですね。
それがいいのか悪いのかはさておき、客先を訪れるのにスーツもネクタイもナシで来るなんて常識がない、って思う経営者はまだいます。

「そんなお客さん相手にしなきゃいい」って思う方もいるかもしれませんが、第一印象でほとんど決まってしまうし、相手もナメてかかってくるし、会社の規模にも依りますが、中小の場合、数字(売上)のために努力出来る場所はするべきかと思いますので。

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