WEBサイトのカルテとも呼ばれる、サーチコンソールですが、これはGoogleが提供しているサービスであり、検索ワードである検索クエリ(検索アナリティクス)も「Google」で検索されたワードです。
でも検索エンジンって他にもあるわけで。Bingっていう検索エンジンがありまして、マイクロソフトが提供している検索エンジンです。

検索市場はほぼGoogleがメインですが、Bingを使っているユーザーもいます。
マイクロソフトなんで、WindowsPCを購入して、最初の設定のままブラウザ(Edgeでは、Bingが当然のように最初の検索エンジン。自分でChromeなどのブラウザをインストールせず、そのまま意外とEdgeにBingという組み合わせで使い続ける人もいるってことだと思います)Bingを使ってる人は意外に多い…ググらない人たちが増加中!参照

どのくらいいるか、というのを分析ツールのStatCounterで調べてみると・・・


ブルーのラインがBingです。StatCounterはグラフを設定で生成出来るのですが、上記のグラフは日本国内のPC(DeskTop)から使われた検索エンジンです。あ、期間は1年間です。
おおよそですが、平均で10%前後。去年の8月に下がってますが、そこからまた少しずつ、わずかですが増えています。PCからの検索を使用するようなユーザーをターゲットとした場合に・・・ってそういうユーザーは自分で別のブラウザ入れてGoogle使うか。うーん、どういったユーザーになるかな。むしろ、PCは使うけど、ブラウザとか自分でいれない初期設定のまま使ってしまうユーザーかな。

まぁ、そんな感じのBingですが、Bingのサーチコンソールに該当するのがWEBマスターツールです(というか、昔はサーチコンソールもWEBマスターツールっていう名称だったので、逆ですけどね)。

登録にはマイクロソフトのアカウントが必要です。
検索で「Bing WEBマスターツール」で検索するとサービスサイトが表示されます。
アカウント取得してログイン後、自分のサイトを登録すればサービスの利用開始です。
WEBマスターツール



ツールとしては基本的にはWEBサイトを管理・診断するツールですので、サーチコンソールと同じですが、以下、メニューになります。

自分のサイトの設定

サイトマップ

Sitemap feed(s) を送信して、サイトの構造について Bing に知らせ、それ以外の方法では発見できない可能性のあるページを確実に認識できるようにします。サポートされる形式: サイトマップ 、RSS 2.0、Atom 0.3、Atom 1.0 およびテキスト ファイル。 この機能を使用して、Bing に直接サイトマップを送信できます。サイトマップの送信で、Bing があなたのコンテンツを見つけ、インデックス作成のためにクロールするのに役立ちます。
と、あります。なお、sitemap.xml以外でも登録可能です(これはGoogleも同じ)。例えば、WordPressを使ってる場合は、生成されたfeedなんかも登録出来ますし、URLを一覧にしたurllist.txtなんかも登録できますし、認識してくれます。

これらのURL パラメーターを無視する

この機能では、Bing のクローラーに無視させるクエリ パラメーターを指定できます。例えば、http://example.com/ のサイトをお持ちで、”abc” のパラメーターを指定すると、http://example.com/home?abc=123 の URL は http://example.com/home のように見えます。つまり、”abc” のクエリ文字列パラメーターを含む URL は、インデックス化する前に、そのパラメーターが削除されます。このメリットとしては、Bing インデックスでの重複コンテンツ、ページのインデックス値が複数の URL 変異に分割されること、そして検索クローラーによる不要なサイト帯域幅の使用を防ぐことが挙げられます。

ディープ リンク

この機能では Bing 検索結果でディープ リンクとして表示された URL をブロックすることができます。このブロック機能は 90 日間有効ですが、延長も可能です。ブロックの設定は、全ての検索された URL に対して適用することもできますし、特定の国や地域の URL など特定の URL について適用することもできます。

URL のブロック

この機能では、Bing の検索結果に URL が表示されないようにブロックできます。ブロックは 90 日間 有効です。90 日間の経過後、Bing のクローラーが URL にアクセスした時に 200 OK コードが返されると、再び Bing の検索結果に表示されるようになります。URL に連続的に適用できるブロックの回数に制限はありません。ブロックが無効になる 8 日前に警告が送信されますので、ブロックを更新するかどうかを決定することができます。

リンクの否認

リンクの否認ツールを使用し、「不自然」な、またはスパムや低品質と思われるサイトで、自分のサイトへのリンクを含む可能性があるページ、フォルダ、またはドメイン URL を報告できます。

ジオターゲティング

この設定により、ドメイン全体、サブドメイン、ディレクトリ、さらにサイトの個々のページの地域特定ターゲットが定義されます。Bing ではこの情報を、検索結果においてあなたのサイトがどのように表示されるかを決定する資料として使用します。 ほとんどの国コード、トップレベル ドメインについて、サイト全体に地域特定ターゲットを設定できないことをご注意ください。ディレクトリやページについては設定が可能です。

所有権の確認

サイトの正当な所有者のみに、そのサイトの情報が提供されるようにするためには、所有権の確認は必須です。
これはサーチコンソールにおける承認設定と同じです。タグ埋め込むか、XMLファイルをサーバーにアップして認識させます。

接続ページ

接続ページツールを使用して関連のある内容の既存の Web ページと接続することができます。ソーシャル メディア ページ、アプリ ページ、画像やビデオ ページを確認済みの Web サイトに接続して、検索結果の中でのそれらのページのパフォーマンスを見ることができます。ってこれ登録したんだけど真っ白なんですよねぇ・・・。

ユーザー

サイトやアカウントを所持しているユーザーです。

レポート&データ

ページ トラフィック

この情報は、Bing の検索結果に表示されたあなたのサイトの上位 URL を示します。また、その順位とクリックされた時の順位も示します。各 URL の検索キーワードをご覧になるには、[表示] をクリックしてください。このデータはエクスポートが可能です。
これ、少し便利です。サーチコンソールだと検索アナリティクスからフィルタで絞り込んで一個ずつ調べないといけないですけど、これは各ページごとにどのキーワードで検索されたがわかるようになっています。

ページのモバイル対応度

この機能はアカウントで認証したサイトを隔週で自動的にスキャンします。生成されたレポートは、アカウントの各サイトがページ レベルでモバイル対応のコンプライアンスに従っているかどうかを判断するためのガイダンスになります。モバイル対応のコンプライアンスに関して新しいページをスキャンするには、モバイル フレンドリ テスト ツールをご確認ください

インデックス エクスプローラー

インフォメーションが記載されていないのですが、インデックスされている記事がディレクトリ構造で表示されている、のかな。

キーワード検索

これらは、ユーザーが Bing であなたのサイトを検索した時に、サイトに関連付けられたキーワードを示しています。検索結果に表示されるキーワード表示回数とあなたの Web サイトへのアクセスにつながったクリック数が示されます。
これも面白いですね。さっきのページトラフィックの逆引きのようになっています。キーワードに記事が紐付いてくれているのでわかりやすいですね。
自分のブログだとピンと来ないのですが、クライアントのサイトとかだと広告のキーワード拾うのに使えそうですね。

SEO レポート

この機能は “隔週” のサイクルで、あなたのアカウントで確認されたサイトを自動的にスキャンします。作成されるレポートは、ページレベルで SEO ベストプラクティスに従っているかどうかについて指針を示します。SEO コンプライアンスに関して新しいページをスキャンするには、SEO アナライザー ツールをご覧ください。
SEO ベスト プラクティスに従うために自分のサイトで改善すべき領域を発見できます。 とあります。なお、僕のブログで改善すべきは、「 タグで ALT 属性が定義されていません。」と「説明が長すぎるか、短すぎます。」とあります。長過ぎるというのはどうやらディスクリプションが長すぎる記事があるようでして、「ページ ソースのタグ内の説明を 25 から 160 文字の範囲に変更します。 」とあります。直さないとな・・・。

インバウンド リンク

この機能は、あなたの Web サイトに向けられ、Bing が認識しているインバウンド リンクを表示します。これらのリンクは外部の Web サイトからのもので、あなたの Web サイトのコンテンツがリンク先となっているものです。インバウンドリンクというのは外部のサイトなどから自分のサイト内のページへのリンクのことです。“ 被リンク”とも呼ばれます。

クロール情報

この機能では、ページを閲覧するときに発生するエラー、robots.txt ファイルがブロックするアイテム、およびマルウェアが影響を及ぼしている可能性のある URL など、クロールに関連する情報を見ることができます。すべてのデータはエクスポートが可能です。

診断ツール

モバイル フレンドリ テスト ツール

Web ページの URL を入力して、Bing でページがモバイル フレンドリなページとして表示されるか確認してください。またモバイル デバイス上ではどのように表示されるかも確認してください。
bingにもあったんですね。Googleしか使ってませんが・・・。

キーワード調査

Bing のキーワード調査ツールを使用すると、特定の語句がどのくらい検索されているか把握できます。同時に複数のキーワード (最大 20) を調査したり、国または言語別に並べ替えたり、すべてのデータをエクスポートできます。履歴データは 6 か月間維持され、1 週間おきに更新されます。

Bingbot として取得

Bingbot かどうかを確認するには、IP アドレスを入力します。

Security

マルウェア

この機能を使用して、ドメインまたはサイトに関連したマルウェアに感染した URL を表示することができます。今ん所なにも感染してません。

フィッシング

この機能により、あなたのドメインまたはサイトに関連している URL において、フィッシングに感染している URL を表示できます。今ん所なにも感染してません。

Track Certificates

トラック証明書レポートは、あなたのサイトにアクセスした人からリクエストされた証明書についての詳細を表示します。予期しない証明書や疑わしい証明書を見つけた場合は、[レポート]リンクからマイクロソフトに報告できます。

メッセージ

マイクロソフトからのメッセージが届く場所です。

以上です。
コピペではありますが。

Googleのサーチコンソールにもない機能があるので、結構面白いのですが、特にキーワード調査なんかは使えそうですけど惜しむらくはユーザー数が少ないことですかね。
それでもキーワード調査は参考になるかとは思います。

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