相変わらずハンドは「これ」といって上達もせず、消極的なプレーをしてしまうことから先生の怒りを買い、すっかり自分に自信を失くしてしまってる僕。
嘲笑の対象とされ、後輩からもバカにされ、遂に最後の年、3年生に。

いよいよ3年生になって・・・

3年生になり、弟及び弟の連れ、空手の後輩など顔見知りの多くがハンド部に入部してきました。
いよいよもって「みっともないところ」は見せらんない。と、気持ちは逸るけど一向に変わらない技術。
こうなるともう諦め入るんですよね。

空手も部活も練習休まず一所懸命にやってるのに全然上達しない(空手は入賞するようにはなって自信ついてたけど)。
だから部活は試合出る気もないし、「夏が最期だから、それにむけてみんな猛練習してる。邪魔しないようにしよ」てなもんです。
先輩達はそこそこ強かったのに僕らはたまに入賞する程度だったんで最期の公式戦である「郡大会」(全知多半島)には絶対入賞するぞと気合い入ってました。

まさかのトラブルで機会=危機が!

そんな最中、何とキャプテンが怪我をしてしまいました。
「技術」の時間中にペンチで切った金属片が目に入り目を傷つけてしまい目が開けられない状況に。
これはチームにとってはかなりの痛手。

当時、1番上手いからキャプテンになってた彼がいなくなり、その代わりとなってレギュラーになったのが試合なんて出たくない僕。

周りは「え~っ(絶望的)」だし
僕も「え~(絶望的)」

です。
けどそんなことも言ってらんないとレギュラーに混じっての練習を始めました。
責任重大です。

あれ・・・腕が・・・?

そしてたいして上達しないまま大会を翌月に控えた頃、今度は僕が利き腕を怪我しました。
虫に刺されたかなんかわかりませんが痒いのでかいてたら雑菌でも入ったんですかね、傷口化膿しちゃって。

でも周りに迷惑かけたくないし、母親も毎日遅くまで仕事してる(この辺りは記録しておきたい記憶vol.04を参照)、お金ないし自分で治そうとしたんですよ。

コンパスの針をライターで焼いて傷口に指して傷口開いて膿出したり、消毒液かけたりして。

まぁ、当然治るわけでもなくますますひどくなるばかりで、右腕全体が腫れ上がり指先から腕の根本まで熱持って体温まで上がってきてる始末。

それでも「怪我したので休みます」なんて言うのが怖くて、それに僕以外の控えはみんな背が低いのでキャプテンと同じポジションは務まらない。
下手なりに責任感じて、何としてでも今度の大会には出なきゃいけない、と思ってたんで「たいした怪我じゃない」ということをアピールするためにも筋トレとかやってました。

結局、通院することに・・・

日に日に腫れあがる腕、腕が腫れすぎてカッターシャツの袖がピチピチになってる状態。

ある日、見るに見かねて母親がいきなり学校まで押しかけ僕は無理矢理病院に連れてかれることになりました。

病院に到着し診察してもらうと「こりゃ酷いね。もう少しで腕落とさなきゃいけなかったよ」と。それほど酷かったようです。

傷口は異臭を放ち、医者が腕を絞るとその下に置いてあるトレイにボタボタと大量の血膿が落ちます。トレイ受けてる看護婦さんも眉をひそめる。そんな酷いんだ、これ。

で、この治療がまた痛いんですよ。

どんな治療するかっていうと、肘上5cmくらいの場所に傷口あったんですけど、そこから20cmぐらいの消毒液に浸したガーゼを鉄の棒でぐいぐい押し込んでいくんです。

そうやって膿の通り道を作ってるのかわかんないですけど、下に向けて押し込んで、翌日の診療のとき、それをズルズル~っと引っ張り出すと、膿と血だらけのガーゼが出てきて、更に腕を絞って中身を搾り出す。

激痛です。

そして抗生物質と点滴の毎日。

おかげさまで、治りは早かったですけどね。10日間ぐらいで腫れも引いて普通に動くようになったんじゃないかな。
そして腕も太くなったんで(怪我と筋トレのおかげ)、シュート力も高まって、自分なりにいい感じに仕上がってました。

記録しておきたい記憶vol.05_04

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