最近、WEB広告に触れる機会が非常に多いです。
そこで、まぁ、疑問といいますか、意見が割れる内容が出てきたので、これはいいネタが出来た、と。
それは競合での広告です。

具体的に言いますと、競合他社名を広告キーワードに設定してしまう戦略になります。
例えば、コカコーラで検索するとペプシのサイトが検索広告に出てきたり、トヨタ自動車で検索したらホンダ自動車のサイトが広告に出てきたり。
そういう競合他社名で検索に引っ掛けてしまう手法になります。

これについて、いかがなものか?
というところ。

きっかけは競合調査

元々、こういう手法は個人的には好きになれず、また品質スコアも低い広告になることから、意味がないと思っていました。
ある日、競合調査を行っていたところ、その競合の広告キーワードトップ5に別のスクールの名前を検索ワードに登録している企業がいました。
試しに、その登録されているキーワードの会社さんの名前を検索したところ、競合他社の名前が出てきました。
僕だったら押さないですけど、トップ5にあるってことは結構成績のいい広告なのかな、と。

自社でも仕掛けるという指示が

出ました。
担当ではなかったので、まぁ、黙っていましたが。怒られたらやめればいい、だけのこと。まぁ、たしかに。
ただ、釈然としないなぁって。
それってクリックされるのかな?
品質スコアが低いので、そのスコアが低い広告で広告ランクを上げるにはクリック単価を上げる必要があります。
社名検索かつ、他社名ですからクリックされない=お金も消費しないので、たしかに出してあっても広告消費はないだろう、と。

そこで聞いてみた

業界でも有名なWEB広告運用のプロさんに思い切って聞いてみた。
「あのー、競合他社の名前でリスティング広告をしかけてる企業さんいたりするじゃないですか?あーいうのってどうなんですか?なんかモラル違反とかそういったものとかあったりするんですか?」
「業界で特にそういった規範とか規約はないですよ。まぁ、敢えてやったりしませんし、業界に依りますね。お互いに仕掛けまくってる業界もありますし、暗黙の了解でそういうことをやってない業界もあります。」
という回答をいただきました。なるほど、この方頭いいな、というかすごく単純明快にこちらの聞きたいことをついでに教えてくれました。

「商標登録されている固有名詞なんかはGoogleは配信出来ませんが、Yahooは出来てしまいます。だからYahooではしばしば、そこでトラブルが起きたりもあります」
「なるほど、でもYahooは管理画面に確か通報する仕組みがあったような・・・」
「通報というか、Yahoo側に連絡するツールですね。」

なるほど。特に禁止行為ではないんですね。

あ、ちなみに自動車業界はやってないそうなんで、さっき例で書いたトヨタさんとホンダさんのようなことはありません。

それってどうなの?

まぁ、広告ですし、よくチラシとかパンフとか資料系でも他社比較で「これってあの会社だろうな」ってのはあったりしますし、ビジネスの世界ではそういうことはアリなんですね。
日本では忌避される行為のように感じますが、海外では割りとストレート(競合をディスったり)ですもんね。
とはいえ、やる意味あるのかなー?
もっとスマートに、とは言いませんが、それでどのくらい効果があるのかな。
社名検索なんてその会社を知ってるユーザーでしょうし、そこでクリックされたとしてもCVにつながるんかな・・・?

他になんかいい方法はないものか・・・

と思って検索してみた。「競合社名 広告」とかだったかな。
そしたら、「サーチターゲティング」なる広告が見つかりました。以下、この記事。
自社ブランド名ワードは死守!リスティング広告で競合他社広告を抑える方法
この記事の中にある、「5. 他社名を使うなら「サーチターゲティング」で」の中で紹介されています。

競合他社名を登録しておいて、その競合他社名を検索したユーザーにバナー広告を表示させる。
これならたしかに検索結果画面に広告も出ないけど、競合他社名を検索したユーザーに広告の訴求は出来る。
カスタムアフィニティよりもっと直接的なユーザーへの訴求も出来るし、やり方も幾分スマート。

さて、みなさんはどう思いますか?

最近は(と言っても僕の職業柄かな?)WEB広告の代理店に依頼せず、自社で広告運用をやってみよう、という方が増えています。
ご自分で自社の広告を仕掛けてみよう、という方はどれくらいみえますかね?
ご自分でやってみようという方にお聞きしたいです。競合他社名で自社の広告をやってみますか?
効果はどれくらいあるかわかりません。やってみたいと思いますか?
もし、よろしければ、ご意見ください。

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