データベース化提案への流れ_vol.4の続きです。
データベース化提案への流れ_vol.1、データベース化提案への流れ_vol.2、データベース化提案への流れ_vol.3、データベース化提案への流れ_vol.4と続けて書いてきましたがどうでしょうか?
今回は今までのまとめ(まとめになってるかわかんないですけど、これで一旦終了)も兼ねて、書いていこうと思います。
データベースを使う理由
- 関連性の高い、連動性があるデータはひとまとめにして管理した方が何かと都合がいい。
- (データベースの機能にもよるけど)データの管理上のセキュリティが向上する。
- 分散してて今まで重複してたり、整合されてなかったデータがまとまることで無駄が減る(冗長性排除)
- データの共有が可能なので、各アプリケーションごとで行っていた制作の労力が減る。
などがあります。幾つか今までに作成してきて、実際に経験してきてますけど「サイト」にしろ「カタログ」にしろ何か依頼を受けて制作する際に素材なり原稿をいただくわけですが、「どこになにがあるかわからない」と言われることが多く、管理がされてないことで無駄が多く発生します。
そして管理がされてないことで(外部からのではなく)セキュリティも低下します。例えば管理されてないことで、誰かがそのデータを触ってしまい、中のデータが書き換えられたり、自分の思ってるものではなくなったりですね。
また、管理されてないことで、実は以前作ったデータだったのに、新規で同じものを作ってしまったとか、最新と思っていたデータが実は古かったり、結果としての「成果物」は同じものなのに、その途中段階で使ってるアプリケーションが違ってたり、合わないため、無駄が生じたり。意外と頻繁に発生します。
身近にあるデータベース
- クレジットカードやDMを配布する登録者名簿
- 携帯電話の住所やデータ管理
- 家族の体調管理に使用する体脂肪計付き体重計
- 今、インターネットに接続しているブラウザのお気に入り機能
などがあります。語弊を招く言い方かもしれませんが「検索機能」「抽出機能」が働いてるもの、使えるものの背後にはデータベースによってデータが管理されているものが多く存在しています。
大事なのは「どう使うか?」
そしてそのデータベースを使って(データベース化をすることで)「無駄を減らしていきましょう」。ただ単に「データをまとめましょう」ではなく、「データベースを作って、それをどう活用(運用)するか?」です。
そこでの「発生している無駄を失くす」は「無理やりな合理化」ではなく、「削れる部分」であり、場合によっては「削るべき部分」です。
「どう活用(運用)するか?」が決まってないのに「とにかくデータベース化」しても何の意味もありません(多少はあるかもしれませんが、結局無駄な部分はいくつも発生するでしょう)。
どのように使っていくかを考え、そう使うために必要なデータベースに実装する機能や構造を考え、それらを構築するにはどのように今のデータをまとめるべきかというルールを決めて、といった感じでゴールを見据えたうえで、スタートを切ります。
ゴールが決まってないと途中で迷走することになりますし、どこまでも走り続けることはできませんから(ただし、一旦ゴールしてからの次のゴールへ向けて走り出しますけど)。
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