前々から「ブランド」や「ブランディング」について少しまとめてみたかったので、チャレンジ。
言葉の意味も広く、捉え方も色々あると思うので、少々、しんどさを覚えるものの、やってみよか、と。自分の考えをまとめておくのもいいことですよね。

まず「ブランド」から。
貴方は街中や普段の生活において「ブランド」という言葉を聞くことがあると思います。「ブランド」という単語からどんな言葉を連想しますか?

ちなみに僕が思い浮かべたのは以下のような言葉

銘柄 / 商標 / 商品 / 高価格 / 高品質 / 羨望 / 守られる約束 / 気分がいい / 満足 / ユーザーが判断するもの / 価値がある / 信頼 / 区別 / 収益力 / 集客力 / 影響力 / チカラ / 人気がある / ユーザーの欲求を満たすもの / ユーザーの中で差別化されているもの

ですかね。まだ考えれば出てくるかも知れませんがそのまま寝てしまいそうだったので、このぐらいで。

関連:ブランド要素記号表 vol.1 ブランド要素記号表 vol.2 ブランド要素記号表 vol.3 ブランド要素記号表 vol.4 ブランド要素記号表 vol.5 ブランド要素記号表 vol.6


ちなみに・・・Wikipediaで「ブランド」を調べると以下のようにあります。

ブランド(英:brand)とは、ある財・サービスを、 他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点(タッチポ イントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。

それが現在のブランドの概念と言える。ブランドを冠して財やサービスを提供する側の意思を端的に表現するものとし て、文字や図形で具体的に表現された商標を使用することが多い。さらに狭義には、ファッション分野での高級品イメージのついた一部メーカー及び商品群を指 す(「ブランド物」)。

従来はマーケティングの世界の用語であったが、地域自体やその名称をブランドと考える「地域ブランド」も近年提唱されており、その 概念は広がりを見せている。

元々マーケティングで使われていた言葉だったのが、ファッションとか、まぁよく聞くいわゆる「ブランド(物)」といった使われ方をされるようになった、というわけですね。

また、こちらも非常に参考になります。→ミツエーリンクス「ブランド用語集」

どうでしょうか?ここで、僕の「ブランド」という言葉の認識がズレていた場合、当然「ブランディング」もおかしなことになってしまいます。(それほどズレてはいないと思いますが・・・)

では、「ブランディング」は?というと先ほど書いた

[銘柄 / 商標 / 商品 / 高価格 / 高品質 / 羨望 / 守られる約束 / 気分がいい / 満足 / ユーザーが判断するもの / 価値がある / 信頼 / 区別 / 収益力 / 集客力 / 影響力 / チカラ / 人気がある / ユーザーの欲求を満たすもの / ユーザーの中で差別化されているもの]を作り上げる活動、上記の状態を維持する行動といったことになるでしょうか。

わかりにくい表現なので言い換えます。

ブランディング・・・企業や商品、サービス等が持っている固有の価値やイメージを(いい方向へ)広めたり、維持/蓄積(更なるイメージアップ)させていくこと。

と、僕は考えています。

で、そんな「ブランディング」ですが一朝一夕に出来るものではない、と考えています。

例えばいわゆる「ブランド(物)」と呼ばれる服やバッグなどは「ユーザーの欲求を満たし続けてきた歴史」があるからブランド足りえるわけであり(デザインや品質への満足感、それらを所有することのステータス性への満足感)、ユーザーが「これはブランドだ」と認識しないと「それ」はブランドではありません(自称はできるけどユーザーからブランド扱いは受けない)。「ブランディング」は継続した活動です。

「欲求を満たし続けてきた活動=ユーザーとの約束を守り続けてきた」があるからブランドでいられる、と。

また、ブランドとは「力[資産]」であり、それは企業においては「企業力」、商品においては「商品力」、人物においては「影響力」(発言や思想、ファッションとか)となりえます。ブランドはユーザーとの約束を守ることで(ユーザーの欲求を満たすことで)構築され、ユーザーはそのブランドを知り、経験(体験)します。

こうしたことでブランドは支持を集め、確固たる地位を築きあげていきます。そしてユーザーの支持を集め、ユーザーの中で「これは伝えるべき価値を持っている」と判断されたとき、クチコミ(オーガニックな)という現象が起きる/行動を起こす(ときもあります←必ずではないにしろ良質なクチコミが生まれるはず)。

ユーザーとの約束を守り続ける(または“いい意味で裏切り続ける”とも?)ことが「ブランディング」の基礎にあると考えます。そしてその基礎を土台に企画を考える。カタチにする。

と、ここまではそれなりにまとまってるかと思いますが、こっからが自分でもまとまってない。

以前、河野さんのsmashmedia「Glamの話の追記(その2) 」に

「僕はネット広告「だけ」でのブランディングは難しいかなと。それこそ、この前にいただいたお返事にもあったように、「短期」では無理。僕は広告でブランディングをするなら「継続」と「多メディア」は外せないと考えています。」

とコメントしました。さぁ、「ユーザーとの約束を守り続けることがブランディング」と言っている僕が、「長期での広告出稿と多メディアへの出稿」と言っています。果たして「長期での広告出稿と多メディアへの出稿」が<「ユーザーとの約束を守り続けること」になっているのでしょうか?
っていうか、これって“ブランディング”じゃなくて“ブランドプロミス”じゃね・・・?という気も・・・。

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