こーゆーの書くのってどうなんだろう?
いいことなのかな? ダメなことなのかな?
わかんないや。 でも書きたいから書く。

バイトですごく世話になった先輩の話。
以前からここに登場してる元ヤンの先輩とは別の先輩。

僕が高校を卒業して専門学校に入学する春、ほぼ同じ時期ぐらいでアルバイトを始めた。
時給1,000円で交通費全額支給の警備員のバイトだった。アルバイトを始めて1~2ヶ月経った頃に一期上の先輩と知り合った。

その警備会社では毎年ある祭り会場の警備をやるんだけど、それを全通しで(4日間夜勤日勤ぶっ通し)でシフトを入れると「期待の新人」という扱いを受けるモロ体育会系な会社で、僕はその日程でシフトを入れた(そう呼ばれることは知らなかったけど)。

その一期上の先輩もその前年にその勤務をこなした先輩で、一期上ではバイトの質も量もNo.1だった(自分でいうけど、その次年度は僕)。

先輩は色々と仕事を教えてくれた。
また、その先輩は自分の友人をアルバイトとしてよく会社に紹介していた。コミュニケーション能力が高くて(というかリーダーシップか)、その先輩に認められていたこともあり、先輩の友人たちからも一目置かれ、先輩や先輩の友人たちとシフトが一緒になると非常に楽しく仕事ができた。

仕事が終わったあとにみんなで海に行ったこともあった。
野郎ばっかで砂浜で野球やって、バカ騒ぎして、女っ気まるでないグループだったけど楽しかった。

たまーに、頭張りすぎて煙たがられたりもあったし、瞬間湯沸かし器でいきなりキレたりすることもあり、少し距離を置いたりもあった。

そして、キャンプ行った際には、自分に彼女いたにも関わらず、当時の僕の彼女ともちょっといい雰囲気になってしまったこともあり、完全に距離を置いた時期もあった。
ただ、それがキッカケではないけど僕も別れたし、先輩も謝ってきたことで、和解した。
表面上は。

ただ、心中では先輩のことはバカにしていた。
幼かったんだと思う。僕が。
親の金で大学行ってるんだろ?とか、イタイキャラだよな、とか、瞬間湯沸し器で付き合いにくいとか、とにかく何か理由をつけては先輩をバカにしていた。

先輩も感じていたんだろうな。お互いに疎遠になっていった。
先輩が就活していたのもあるけれど。

専門学校を卒業して、僕はフリーターとして警備会社にいた。先輩は4年生でバイトを抜ける時期が近づいていた。

僕は誘われていたこともあり、社員になろうと考えていたときの正月に先輩から年賀状が届いていた。そこには、


「今年からはお前がアルバイトのリーダーだ。みんなのことをよろしく頼むぞ!!」

と、書いてあった。

それを見た僕は「バーカ、俺ももうすぐ社員だから、アルバイトじゃなくなるよ」なんて思ってた。今、思うと幼すぎるというかお前がバカだな、って思う。

自分を認めてくれて、仕事を教えてくれたのに。
色々気遣ってくれて、一緒に楽しい時間を過ごしたのに。

先輩に会ったときに「俺、社員になるんでアルバイトじゃなくなるんすよ」と言ったら驚いたあと、少しさみしそうだった。

その後、先輩が卒業して、一回警備の現場に陣中見舞いで差し入れくれたっけな。
何回か来てるだろうけど、僕が勤務していたときは1回だと思う。

暫くして僕も会社を辞めて、そこからはそのときのメンツとは全然連絡を取り合ってなかった。

嫁さんが妊娠したときかな?
当時、仲のよかった兄貴分的な社員に報告をした。
そのときに色々と当時のメンツの現状を聞いた。

先輩はその当時の彼女と結婚をして子どもも授かってるって聞いた。
就職先は結構大手だったし、彼女も元社員でどんな女性か知っていたので、
「あー幸せな家庭を築いてるねぇ」なんて、その社員と話していた。

今のいままで、そう思っていた。

Facebookでバイト時代の先輩(その先輩の更に一期上で2コ上のバイトNo.1)をタグ付けしてその当時の笑い話を書いていた。そのときに聞かされた。既に先輩が亡くなってたことを。

3年前ぐらいになるそうだ。
白血病で亡くなったらしい。

当時はあまり好きではなかった。
でも、いずれはどこかで連絡取り合って当時の話とかして盛り上がれるんだろうなって思ってた。お互いに年も取ったし。丸くなったし。

思ってた以上に衝撃だったし、ショックだった。
もう、いないのかよ。若すぎるだろ。はえーよ。
ちくしょう。んだよ。

2 thoughts on “もう、いないのかよ。”

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