三国志 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)

中国四大奇書の一つであり、僕が三国志を知るきっかけとなった小説。
後漢王朝末期に起こった黄巾の乱を皮切りに司馬炎率いる晋王朝によって統一されるまでのおよそ約100年間の物語。
物語といっても実話をもとに民間伝承を加えた魏・呉・蜀という3つの国の興亡史。

上記の通称「吉川三国志」は吉川英治氏が書かれた三国志であり、元となっているのは元の時代に書かれた羅漢中作の三国志演義。
吉川氏以外にも数多くの作家や漫画家が作品を残している。

中学一年のある日曜の午後だったかな。
家の棚を漁ってたら汚れた吉川三国志の4巻のみが出てきた。
なんだろうこれ?と思い読んでみるとどんどんこの世界に引きずり込まれた。
読み出したら止まらない。一気に読みきったのを覚えている。

元々、歴史が好きで、当時は日本史を題材にしたマンガを良く読んでおり、
小学生時代は学校の図書室の日本史系のマンガは全巻読破していた。

その後、兄貴が当時光栄から発売されていた三国志を買ってきて、より一層三国志の世界に傾倒しはじめ、小遣いをためて吉川三国志全巻一気に買った。
もう、三国志大好きになってしまっていた。
当時好きだった女子を曹操に取られるという夢を見るぐらいに頭の中が三国志だった。

僕が、三国志にハマったもう一つの理由として、実際に起きたことである点。
多少民間伝承が加わり、誇張され、判官贔屓から蜀の人物を中心に描かれてはいるが、大筋は実話である。まるで小説の世界のような出来事が実際にあったわけだ。

僕が歴史好きな理由のひとつとして実際に起きたことだから、というのがある。
三国志は水滸伝や西遊記と違い実話だったのだ。これは僕にとってかなり大きい衝撃だった。僕が水滸伝や西遊記よりも三国志が好きな理由はここが大きい(だからドラマとか見ないんだよね。実話じゃないから)。

中高生の頃は三国志演義で蜀びいきだったのだが、大人になるにつれ、色んな三国志関連の書物を読みあさり、段々と正史三国志のほうが好きになっていった。これは蒼天航路の影響が大きい。

このマンガで随分と三国志ファンも増えて、曹操のファンが増えたんじゃないかな?

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