先日、クライアント様より、「LINEのスタンプを登録出来ないか?」とご相談いただきまして。
もちろん、今までやったことないんですが、せっかくいただいたお話です。「出来ません」「やったことないです」なんていう返事をするのはフリーランスとして失格でしょう。
まずは調べてみることに。

 

結構簡単に登録できるらしい

なんと、LINEスタンプは、公式アプリ「LINEスタンプメーカー」を使えば、スマホの写真や手書きのイラストだけで、誰でも最短1日で無料作成・販売が可能なようで。イラストを用意し、アプリでトリミングやテキスト追加を行い、審査を申請するだけ、とのこと。
なんだ、すっごく簡単なのね。

今回はクライアント様からのご要望の調査と検証を兼ねているので、実際に手元でスタンプ作って、その画像を「LINE Creators Market」からアップロードして登録する手法でいくことに。

 

登録の流れ

手順はこんな感じ。

1. デザインを作る

・仕様(メインスタンプの場合)
・サイズ:最大 370×320px
・形式:PNG(透過背景)
・ファイルサイズ:1枚あたり 1MB以下
・必要枚数:8・16・24・32・40枚のいずれか

コツ

・背景は透明(透過PNG)にする
・絵はシンプルで表情が伝わるものが人気
・文字を入れる場合は読みやすいサイズに

2. LINE Creators Market に登録

LINE Creators Market にアクセス
・LINEアカウントでログイン
・クリエイター登録(無料)

3. スタンプをアップロード

・「新規登録」→「スタンプ」を選択
・タイトル・説明文を入力(日本語+英語推奨)
・画像を1枚ずつアップロード
・トークルーム画像(240×240px)とショップ画像(96×74px)も必要

4. 審査に提出

・「審査申請」ボタンを押す
・審査期間:通常 数日〜1週間程度→翌日には承認されていること多いです
・審査基準:著作権侵害・暴力的表現などがなければ基本OK

5. 販売・無料公開

承認後、販売価格を設定(最低120円〜)または無料で公開可能
売上の 50% がクリエイターの収益に
販売価格の約35%がクリエイターの取り分となる仕組み
収益分配の仕組みLINEスタンプが1セット売れた際、収益は以下の流れで分配されます。
分配率: 売上総額からアプリストア手数料(約30%)を引いた額の50%。
実質受取額: 販売価格の約35%がクリエイターの収入になります。
具体例: 120円のスタンプが1個売れた場合、受け取れる金額は約42円です。
送金申請: 分配額が合計1,000円を超えると銀行口座への振込申請が可能になります。

 

では実際に登録してみよう!

まずはどんなスタンプにしたものか・・・。
元々、絵やキャラクターを描くのは苦手で、こういったことは全く頭になかったのですが、今は「AI」がありますからね。AIにイラストを描いてもらえば大丈夫でしょ、と。
ただし、オリジナリティがないといけないですし、パクったらそもそもダメですからね。ということで、自分の顔写真をイラスト化+キャラクター化+ディフォルメして、とChat-GPTに投げてみることに。

少し厄介なのが、「8・16・24・32・40枚のいずれか」であること。ちょっとお試しで1枚か2枚ってのが出来ない。
仕方ないので、8枚なんとか選んで、適当なメッセージをつけてイラスト化。

 

課金していないと8枚生成はキツイ

Chat-GPTでイラスト化していたけど、修正とかやっていると5種類くらい作ったところで、制限が来ちゃう。仕方ないので、途中からGeminiに移行。Geminiは最近になって仕事で課金せざるを得なくなって、課金済。この際、有効に活用させていただこう。

ところが、このGeminiが厄介だった。Chat-GPTも指示出していないことをやったり、指示したことが出来てないことはあるけれど、「背景透過にして」と描いておけば、背景を透明で作ってくれるんだが、Geminiはなんと「背景の透過が出来ない」らしい。プロンプトに「背景を透過に」と描いてあるのに、透過になってない。そこでGeminiに「透明にしてくれって書いたほうがいいの?」と聞いてみた。すると、下記のような回答が来た。

ご指摘の通り、「背景透過」とご指示いただいていたにもかかわらず、実際のデータとして透過されていない画像を出力してしまっておりました。ご不便をおかけして誠に申し訳ございません。
結論から申し上げますと、「透過」を「透明」と言い換えていただいても、現状の私の画像生成機能では完全に背景が透明な画像(アルファチャンネルを持った透過PNGなど)を直接生成・出力することができません。

透過を表すようなチェック柄を描画したり、背景を真っ白にすることはできるのですが、画像データそのものは背景が塗りつぶされた状態になってしまいます。機能的な制限により、ご期待に沿えず申し訳ありません。
LINEスタンプとしてご登録いただく際は、大変お手数をおかけしますが、以下の手順でご対応いただく必要がございます。

・背景を切り抜きやすい色(白など)で画像を作成する(これまでの画像も、背景を白にするなど切り抜きやすいようには作成可能です)
・保存した画像を、ご自身のスマートフォンやPCのアプリ・ソフト(背景透過アプリや画像編集ソフトなど)を使って背景を切り抜く

私が透過データを出力できると誤解を招くような対応をしてしまい、お手間をとらせてしまったこと、重ねてお詫び申し上げます。
今後のスタンプ画像作成においては、「背景は切り抜きやすいように単色の白」といった形でご指示いただければ、後作業がしやすい画像をお作りすることができます。引き続きお手伝いできることがあれば、ぜひお申し付けください。

太字の部分。
「透過を表すようなチェック柄を描画したり」これ、パッと見、透明に見えるけど(Photoshopユーザーならわかると思う)、透明に見えるように白とグレーのマス目のチェック柄をわざわざ描いているらしい。マジかよ。
仕方ないので、真っ白な背景にして、と再依頼をかけて、Photoshopで背景削除作業。

こんなのもありますよ→オンライン背景削除ツール
https://www.remove.bg/ja/upload

 

実際に登録申請してみた

アップロードしてみて、画像1枚ずつアップロードに手間取ったり、意外と、トークルームアイコンやスタンプショップアイコンをアップ忘れたり、あと、サイズですが「偶数」じゃないとアウトです。リサイズしたり、余白切り取ってバランス見たりしているときに、サイズが変わってしまってしまうんですけど、奇数サイズだと登録出来ませんので、要注意です。


https://store.line.me/stickershop/product/34348080/ja
英語で登録されてしまっていますが、「WEBディレクターの日常的なあるある」という名前で登録しました。
何を作るか決めておらず、AIやプロンプトもバラバラで作ったので、統一性があまりないスタンプになってしまいました。まぁ、テスト登録板だし。

 

やり方はわかった。ちゃんと作ってみよう!

というわけで、「ディレクターあるある」をネタに、自分の写真をモデルに使ってスタンプ作ってみました。昨夜承認依頼かけて、本日の20時くらいに許可が下りました。


https://store.line.me/stickershop/product/34360265/ja
WEBディレクターの日常的なあるある2
完全AIだけじゃなく、Photoshopで少し追加加工もしています。

 

作ってみてわかったこと

AIで作っただけだと、審査通らないかも的な指摘をClaudeさんに言われたけど、そんなこともなく、審査も数日と言われたけど、実質、翌日には通った。
メッセージが具体的すぎると長くなるし、使う場所が限られる。LINEのスタンプのメッセージってあんまり説明しすぎたり、具体的すぎると使い勝手悪くなるんですよね。今回作ってて「これ、どんなシーンで使うの?」って思った。
今後、WEBディレクター用LINEスタンプを作っていきますので、是非、買ってください!!

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