色々とAIが出ているのですが、何が何に向いているのかわからず・・・という状況の中でも、なんとなく、「総合的に使いやすいのはChat-GPTかなぁ・・・」なんて思いながら、AIを触っているわけですが。この年末にGoogleが提供しているNotebookLMを色々と触る機会があり、一気に理解度が深まったというか。これは面白いと思ったので、記事にしてしまいました。
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NotebookLM（ノートブックエルエム）とは
NotebookLM（ノートブックエルエム）とは、Googleが提供するAI搭載のリサーチ・学習アシスタントツールで、PDFやウェブサイト、Googleドキュメントなどの資料を読み込ませ、「自分の資料だけ」を基にAIが要約・分析・質疑応答を行うサービスです。インターネット上の情報ではなく、アップロードしたソースに限定して回答するため、情報の正確性と透明性が高く、研究、企画、学習など、多くの資料を扱う業務の効率化に役立ちます。
主な特徴とできること
資料の集中学習:PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Googleドキュメントなどをアップロードすると、AIがその内容を学習します。
根拠のある回答:質問すると、アップロードしたソースから情報を探し出し、引用を明記して回答します。ハルシネーション（誤情報生成）を防ぎます。
多様な分析・生成:学習した資料から学習ガイド、概要、マインドマップ、音声概要などを生成したり、プレゼン資料のアウトライン作成も可能です。
横断的な分析:複数の資料をまとめて読み込ませ、それらを横断して比較・分析するのに優れています（例：契約書同士の比較）。
直感的な操作:チャット形式で会話するように指示でき、専門知識がなくても使いやすいです。
個人データ保護:アップロードした個人データはAIの学習には利用されず、セキュリティ面でも配慮されています。
活用シーン例
学習:講義の録音や教科書を読み込ませて、理解を深める。
業務:複数の社内規定や調査レポートを分析し、企画書やレポート作成に活用する。
リサーチ:大量の文献をまとめて要点を把握し、新しいアイデアを見つける。
一般的なAI（ChatGPTなど）との違い
一般的なAIはインターネット上の広範な知識を基にしますが、NotebookLMはアップロードした資料に特化して回答します。
これにより、より限定的で正確な情報に基づいた対話が可能になります。
実際に使ってみて
今まで、会議資料をChat-GPTに読み込ませて、指摘点を探してみたり、矛盾点の抽出してみたりをしていましたが、NotBookLMのほうが良さそうですね。実際に読み込ませてみましたが、なるほど、これは便利。そのままは使えないですが、筋違いな質問や指摘は少ない。
また、オリエンシートとそのオリエンに対しての提案書を同時に読み込ませてみましたが、自身の提案書がオリエンの内容にどれだけ沿っていて、オリエンシートに記載されている「問題点」を着実にクリアしているか、マッチしているか、なども説明してくれました。ねぇ、NotebookLMさん、俺の代わりにプレゼンやってきてくんない・・・？（プレゼン苦手）
NotebookLMの考察
実際にこんな感じです、と公開したいけれど、それはさすがにヤバいのでサンプルとして、自身のブログを読み込ませてみました。
共有出来るみたいだけど、これで出来るのかな。
https://notebooklm.google.com/notebook/e8cdf477-2860-4623-b4fb-9c6799c6e515
WEBサイトはあとで読み込ませましたが、最初に読み込ませたのは https://mutsu.me/blog/llms.txt です。せっかくなんで、LLMS.txtを読み込ませてみました。普通に分析出来ていました。
読み込ませると、まず概要が表示されます。なになに・・・・
「このソースは、名古屋を拠点に活動するフリーランスのWEBディレクターが運営する多角的なブログ「Digital Intelligence Organism」のコンテンツ一覧です。主な内容は、WEBマーケティングやIT用語の解説、Googleアナリティクス（GA4）の運用ノウハウ、ディレクション業務の舞台裏など、専門的な実務知識を網羅しています。また、仕事の話題だけでなく、著者の過去の個人的な体験談や、テクノ・アニメソングを中心とした音楽紹介といった趣味の領域も深く綴られています。ビジネスとプライベートの両面から、WEB業界で生きる個人の知見や価値観をアーカイブ化した雑多かつ詳細なリソース集です。全体として、専門用語の辞書的な役割と、人間味あふれるコラムが共存する構成となっています。」
モノは言い様。なんか上手く書いてくれる。
このブログが扱う「デジタル知性生命体」としての主要なテーマは何ですか。
読み込ませると幾つかの吹き出し？で見解というか所感？（何ていうんだろう）を求めることができます。
「このブログが扱う「デジタル知性生命体」としての主要なテーマは何ですか。」を押してみました。
このブログ「Digital Intelligence Organism（デジタル知性生命体）」が扱う主要なテーマは、筆者の専門領域であるWEB・マーケティング・マネジメントに関する専門的な知見から、個人の過去の体験、音楽紹介に至るまで、多岐にわたる「雑多な内容」が特徴です。
具体的には、以下の4つの主要な柱で構成されています。
1. WEB・マーケティング・マネジメント
筆者の本業であるWEBディレクターとしての知識や経験に基づいた、実務的なテーマが中心です。
• WEB用語と技術: GA4、SEO、SEM、CMS、LPO、構造化データ、AMPなど、WEB制作や解析に関する最新・基礎用語の解説を行っています
• マーケティング手法: SWOT分析、AIDMA/AISASの法則、4P/4C、エリアマーケティングなどの理論的な解説が豊富です
• ディレクションと兵法: 自身の職種である「ディレクター」の定義や仕事の流れを詳しく解説しているほか、「孫子の兵法」をWEB制作のディレクションに置き換えて考察する独自のシリーズを展開しています
2. 「記録しておきたい記憶」（体験談）
筆者の過去の経験を綴ったエッセイ的な連載テーマです。
• いじめられっ子だった中学時代の記憶、専門学校時代のフランス・パリへの研修旅行での迷子、警備員としての過酷なアルバイト生活、飛び込み営業での失敗談など、個人的かつ具体的なエピソードが詳細に記録されています
3. 音楽紹介
多種多様なジャンルの楽曲が、筆者の思い出と共に紹介されています。
• テクノ音楽: 電気GROOVEをきっかけとしたテクノ、デトロイト・テクノ、ハイパートランスなど
• アニソン・特撮: 「装甲騎兵ボトムズ」「シティーハンター」などのアニソンや、スーパー戦隊シリーズの紹介
• 70年代～90年代邦楽・洋楽: L’Arc〜en〜Ciel、BOOWY、スティング、アース・ウィンド・アンド・ファイアーなど
4. レビューと雑感
書籍、映画、アニメなどの文化的なトピックや、日常で感じた疑問を掘り下げています。
• 歴史小説（宮城谷昌光の著作や『三国志』）やビジネス書のレビュー
• 「巨大ロボットアニメ」の展示会感想や、ドローンの購入体験、役職の意味についての調査など、筆者の個人的な興味関心に基づいた記事が含まれます
このブログは、単なる仕事向けの情報発信にとどまらず、**「仕事（WEB/IT）」「記憶（過去の経験）」「趣向（音楽/読書）」**という、筆者を構成する様々な要素をデジタル上に集積させた、まさに「知性の生命体（Organism）」のような雑多なアーカイブといえます
例えるなら、このブログは**「専門書、日記、音楽カタログ、歴史小説が同じ棚に並んでいる、WEBディレクターの脳内図書館」**のような場所です。
孫子の兵法を何の実務に置き換えて連載していますか。
このブログの筆者は、古今東西の兵法書でありビジネス書でもある「孫子の兵法」を、自身の本業である**「制作（web）ディレクション」の実務**に置き換えて連載しています。
具体的には、web制作におけるプロジェクト管理やクライアントとの交渉、チームの進行管理といった現場での立ち振る舞いを、孫子の各篇の内容に当てはめて考察しています。
連載の概要と背景
• 対象とする実務: 主にWEB制作案件のディレクション業務（企画、プラン考案、プロジェクト管理など）です。
• 置き換えの意図: 西洋のマーケティング書や兵法書が具体的な指示（「ああしろ、こうしろ」）が多いのに対し、東洋の兵法書は寓話的でニュアンスに富んでいるため、ビジネスや現代のweb制作現場の事象に置き換えやすいという筆者の考えに基づいています。
• 主な連載内容:
◦ 始計篇: プロジェクトの事前の「準備」や「検討」について
◦ 作戦篇: 運営や経営、リソースの補給（予算や人員）の観点
◦ 謀攻篇: 「彼を知り己を知らば百戦して危うからず」といった戦いの原則を経営や運営に適用
◦ 兵勢篇: プロジェクトを「生き物（ナマモノ）」と捉え、その勢いや変化への対応を考察
◦ 九変篇: 戦いが不利なら現場の判断を優先するといった、ディレクターやPM（プロジェクトマネージャー）に必要な心得。
このシリーズは、全13篇を全11回の記事に分けて連載され、「火攻篇＆用間篇」をもって完結しています。筆者は名古屋を拠点とするフリーランスのWEBディレクターであり、自身の経験から得た「現場の知恵」を古典と融合させて発信しています
なるほど。資料チェックなどにはもってこいの機能ですね。
音声解説、動画解説などの機能もある「Studio」
一番驚いたのはこのStudioって機能ですね。
音声解説：ソースに基づいてAIポッドキャストを生成
動画解説：AIが解説動画を作成
マインドマップ：ソースに基づいて、AIがマインドマップを作成（これ、地味に助かるけど、マインドマップは自分でまとめないと自身が理解しきれないかもしれない。けど、マインドマップの考え方が広まるのは素晴らしい）
レポート：ソースに基づくレポートを作成
フラッシュカード：ソースに基づいてAIフラッシュカードを作成
テスト：ソースに基づいてAIによるインタラクティブなテストを生成
インフォグラフィック（ベータ版）：ソースに基づいて、AIインフォグラフィックを生成
スライド資料（ベータ版）：ソースに基づいて、AI資料を生成
実際に各種作ってみた
音声解説
すごいな、ラジオで話しているみたいだ。男女の声で会話している感じでブログの説明をしてくれているんだけど、勝手に深読みしているというか、そこまで考えてませんてｗこれ、恥ずかしいよね。なんだろう、第三者感で聞いておかないと恥ずか死する。褒め殺される。公開処刑すぎる。
動画解説
音声とはまた違った切り口で説明してくれています。「デジタルインテリジェンスオーガニズムとはなにか」って何者でもありません。略称がDIOになればなんでもいいやっていうノリでつけた名前です。「表面的には日本の雑多なブログ。しかし、それは見せかけに過ぎない」いえ、それで合っています。単なる雑多なブログです。文字などは少し間違っていますが、すごいね、ガンダムの絵とか描くんだね。著作権大丈夫なんかな。
マインドマップ
マインドマップです。僕のブログを色々と分類してくれるんですね。これはクライアントのWEBサイト分析に向いているかもな。一回やってみよう。
レポート
どんなレポートか書式が選べるみたいですね。概要説明資料を選んでみました。
概要説明資料
特徴的な記事なのかもしれないけれど、他の記事との違いはなんなんだろう？イジメの記事とか孫子の兵法以外にもあると思うんだけど、E-E-A-Tに基づいているんだろうか。
フラッシュカード
フラッシュカード
単語帳みたいなものが出来ました。ダウンロードしたら設問と回答がエクセルにびっしり。俺のブログの暗記帳。要らんやろｗｗｗ
テスト
ブログクイズなるものが出来ました。
10問ありますね。ちなみに1問間違えました。
インフォグラフィック
上手くまとまってるな。この機能は嬉しいかも。提案書の最後に貼るまとめてきなものにも使えそうだ。
スライド資料
デジタル知性体の思考宇宙とかいう大層な名前のスライドが出来上がりました。
なお、後ろのページにあるQRコードはなんちゃってQRコードですね。読込ができなかったです。スライド内にデクとか冴羽獠と思われる絵とかあるけど、これも著作権大丈夫かいな、と。Aiの怖いところだよな、これ。
NotebookLMの活用
とりあえず、資料を作成したら壁打ち用のツールとして使えますね。資料に使う画像なんかも作ってくれそうだし。アクセスレポートはボリュームにも依るんだろうけど（読込が出来る拡張子に制限があって、エクセルそのままとか出来ないみたいだし）、他社のレポートとか、簡易なものならPDFに置き換えても出来るし（ただ、アクセスレポートの所感はプロなら全部AIに任せるのは避けたほうがいいけどね。勝手な推測でアクセスの増減理由判断するし、根性論じゃないけど、自分の脳で考えて、考察検証しないと勘も鈍る）、解析/分析+提案が多い業務なので、Chat-GPTよりもこっちのほうが使う機会多いかもな。